〈COLEZO!〉〜コレゾ!BEST!〜市丸のすべて
〈これぞ!〉いちまる・の・すべて
いちまる
収録曲
1 |
天竜下れば(03'05") てんりゅうくだれば |
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作詞:長田幹彦 / 作曲:中山晋平 / 編曲:寺岡真三 唄:市丸 三味線:静子、豊藤 ビクター・オーケストラ | |||
2 |
ちゃっきり節(03'42") ちゃっきりぶし |
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作詞:北原白秋 / 作曲:町田嘉章 / 編曲:佐野雅美 唄:市丸 三味線:静子、豊藤 ビクター・オーケストラ | |||
3 |
伊那節(03'22") いなぶし |
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長野県民謡 / 編曲:小沢直与志 唄:市丸 三味線:静子、豊藤 ビクター・オーケストラ | |||
4 |
龍峡小唄(02'12") りゅうきょうこうた |
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作詞:白鳥省吾 / 作曲:中山晋平 / 編曲:一ノ瀬義孝 唄:市丸 三味線:静子、豊寿、豊藤 ビクター・オーケストラ(囃子入り) | |||
5 |
十日町小唄(03'10") とおかまちこうた |
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作詞:永井白湄 / 作曲:中山晋平 / 編曲:小沢直与志 唄:市丸 三味線:静子 ビクター・オーケストラ | |||
6 |
雪のブルース(03'17") ゆき・の・ぶるーす |
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作詞:佐伯孝夫 / 作曲:服部良一 / 編曲:服部良一 唄:市丸 日本ビクター管絃楽団 | |||
7 |
雪の浜町河岸(05'16") ゆき・の・はまちょうかし |
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作詞:吉川静夫 / 作曲:大村能章 / 編曲:一ノ瀬義孝 唄:市丸 三味線:静子、豊藤 ビクター・オーケストラ | |||
8 |
隅田川ぞめき(03'39") すみだがわぞめき |
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作詞:佐伯孝夫 / 作曲:服部良一 / 編曲:寺岡真三 唄:市丸 三味線:静子、豊寿 ビクター・オーケストラ | |||
9 |
三味線ブギウギ(02'17") しゃみせんぶぎうぎ |
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作詞:佐伯孝夫 / 作曲:服部良一 / 編曲:近藤進 唄:市丸 三味線:静子 ビクター・オーケストラ | |||
10 |
初出見よとて(02'47") はつで・みよ・とて |
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編曲:寺岡真三 唄:市丸 三味線:静子、豊藤 ビクター・オーケストラ | |||
11 |
お江戸日本橋(03'00") おえどにほんばし |
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唄:市丸 三味線:静子、豊藤 鳴物:堅田喜三久、望月左吉、望月太喜雄 笛:福原百之助 | |||
12 |
春風がそよそよと(03'10") はるかぜ・が・そよそよ・と |
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編曲:寺岡真三 唄:市丸 三味線:静子、豊藤 ビクター・オーケストラ | |||
13 |
綱は上意(03'31") つな・は・じょうい |
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唄:市丸 三味線:静子、豊文 鳴物:堅田喜三久、望月太意吉、藤舎成敏 | |||
14 |
河水(05'05") かわみず |
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作詞:宮川曼魚 / 作曲:中山小十郎 唄:市丸 三味線:静子、豊藤 琴:田中佐知子 鳴物:田中伝一郎社中 笛:福原百之助、鳳声晴雄 | |||
15 |
仇情八幡祭(05'47") あだなさけはちまんまつり |
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作詞:小林栄 / 作曲:中山小十郎 唄:市丸 三味線:中山小十郎、静子 鳴物:望月長左久、堅田喜三久 笛:福原百之助 | |||
16 |
きりぎりす(03'12") きりぎりす |
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作詞:久保田万太郎 / 作曲:山田抄太郎 唄:市丸 三味線:静子、とく子(鳴物入) |
time:0.32 s・
作品紹介
絶世の美女だったそうです。その当時の旦那衆、と言っても本当に地位も名誉もある方たちの憧れを一身に集めていた大スター市丸の、小唄・端唄から民謡、流行歌まですべてのジャンルの代表曲目を網羅した決定版です。
※6.「雪のブルース」、14.「河水」、15.「仇情八幡祭」、16.「きりぎりす」の4曲がモノラル録音、それ以外はステレオ録音です。
明治39年: 7月16日 長野県松本市に生まれる。(本名 後藤まつゑ)上京。
大正15年: 浅草の「売れっ子芸妓」として評判になる。
昭和6年: 日本ビクターの専属歌手となる。流行歌『花嫁東京』でデビュー。清元を清元延千嘉に、小唄を春日とよに師事、清元延千嘉丸、春日とよ丸の名を許さる。同年7月に発売された『ちゃっきり節』、8年発売の『天竜下れば』、9年発売の『龍峡小唄』などの民謡・新民謡が大ヒット、歌手としての地位を確立。
昭和8年: 『濡れつばめ』『千鳥格子』『鳥追いお市』などの映画出演と映画主題歌のヒットなどで、流行歌史上もっとも華やかな「市丸・勝太郎」時代を現出。藤本二三吉についで花街出身歌手の先駆となる。
昭和13年: 『軍国ざくら』『坊やいだいて』等により軍国歌謡に新機軸を打ち出す。戦争中は慰問団員として戦地及び国内工場などを巡演。
昭和17年: 長谷川一夫、山田五十鈴の主演で、市丸が清元『婦系図』を吹き込む。
昭和18年: 長谷川一夫主演映画『伊那の勘太郎』に出演。主題歌『天竜二十五里』を出す。
昭和24年: 戦争中よりひきつづき古典芸能修行。清元を清元栄寿太夫・清元栄寿郎に師事。宮園を宮園千寿に師事、宮園千市の名を許さる。この間、宮城道雄・富崎春昇らの名人の作曲を得て小曲、小唄、端唄、俗曲を数多く録音。なかでも『きりぎりす』(久保田万太郎作詞・山田抄太郎作曲)、『浜町河岸』(西條八十作詞・中山小十郎作曲)、『佃流し』(小野金次郎作詞・山田抄太郎作曲)などは、古典小唄と並ぶ名作として広く人口に膾炙している。また、同年発売の『三味線ブギ』の大ヒットは流行歌に新風をまきおこした。
昭和35年: 江戸小歌中村派家元となる。(中村勘三郎の推挙により)
昭和44年: 新編曲による端唄・俗曲50曲録音。古典を現代に生かす。
昭和45年: 芸術祭(大衆部門)で奨励賞受賞。(『お江戸日本橋』ほかの歌唱に対し)
昭和46年: 端唄100曲新録音。ほかに流行歌・新民謡多数新録音集大成。
昭和50年: NHK放送文化賞受賞。長野県飯田市天竜峡に『天竜下れば』の歌碑が出来除幕式に招待される。
昭和55年: 芸歴50周年を記念し『歌の花道50年』LP5枚発売。12月日本レコード大賞特別賞受賞。
昭和56年: 勲四等瑞宝章受章。
平成8年: 満90歳の卆寿の祝いを開催。小唄・瑞唄「市寿会」主宰 後進を育成。
平成9年: 2月17日呼吸不全のため永眠。