収録情報
収録:昭和48年3/14・30、6/7、7/12・13。水道橋能楽堂・観世能楽堂・梅若能楽学院/2009年5月8日ビクタースタジオにて鼎談収録
収録曲
Disc 1 | 能楽囃子体系(一)登場の囃子 | ||||
---|---|---|---|---|---|
〈登場の囃子〉
〈とうじょう・の・はやし〉 | |||||
1 |
音取(置鼓)礼ワキ(06'41") ねとり(おきつづみ)れいわき |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄
|
|||||
2 |
真ノ一声(13'41") しん・の・いっせい |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 | |||||
3 |
真ノ来序(03'08") しん・の・らいじょ |
||||
笛:一噌庸二 小鼓:鵜澤寿 大鼓:守家金十郎 太鼓:柿本豊次 | |||||
4 |
早笛(02'06") はやふえ |
||||
笛:寺井政数 小鼓:鵜澤寿 大鼓:守家金十郎 太鼓:金春惣右衛門
|
|||||
5 |
名ノリ笛(02'26") なのりぶえ |
||||
笛:一噌幸政
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|||||
6 |
次第(08'32") しだい |
||||
笛:寺井政数 小鼓:北村一郎 大鼓:瀬尾乃武 | |||||
7 |
一声(04'44") いっせい |
||||
笛:寺井政数 小鼓:北村一郎 大鼓:瀬尾乃武 | |||||
8 |
下リ端(04'10") さがりは |
||||
笛:杉市太郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:亀井忠雄 太鼓:観世元信 | |||||
9 |
大ベシ(05'29") おおべし |
||||
笛:一噌庸二 小鼓:鵜澤寿 大鼓:谷口喜代三 太鼓:柿本豊次 | |||||
10 |
出端(02'48") では |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:宮増純三(観世豊純) 大鼓:亀井忠雄 太鼓:観世元信 | |||||
Disc 2 | 能楽囃子体系(二)舞の囃子の類(1) | ||||
〈舞の囃子の類(1)〉
〈まい・の・はやし・の・たぐい・1〉 | |||||
1 |
真ノ序ノ舞(16'08") しん・の・じょ・の・まい |
||||
笛:田中一次 小鼓:幸正影 大鼓:瀬尾乃武 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
2 |
黄鐘早舞(05'56") おうしきはやまい |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:安福建雄 | |||||
3 |
序ノ舞 黄鐘序ノ舞(15'45") じょ・の・まい・おうしきじょ・の・まい |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:瀬尾乃武 | |||||
4 |
イロエ掛リ 中ノ舞 大小中ノ舞(08'45") いろえがかり ちゅう・の・まい・だいしょうちゅう・の・まい |
||||
笛:杉市太郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:亀井忠雄 | |||||
5 |
イロエ掛リ 破ノ舞 大小破ノ舞(02'05") いろえがかり は・の・まい・だいしょうは・の・まい |
||||
笛:藤田六郎兵衛(先代・十世) 小鼓:大倉長十郎 大鼓:大倉七左衛門 | |||||
6 |
盤渉序ノ舞(11'23") ばんしきじょ・の・まい |
||||
笛:田中一次 小鼓:幸円次郎 大鼓:安福春雄 太鼓:柿本豊次 | |||||
7 |
太鼓入リ中ノ舞(07'47") たいこいり・ちゅう・の・まい |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福建雄 太鼓:観世元信 | |||||
8 |
太鼓入リ破ノ舞(01'42") たいこいり・は・の・まい |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
Disc 3 | 能楽囃子体系(三)舞の囃子の類(2) | ||||
〈舞の囃子の類(2)〉
〈まい・の・はやし・の・たぐい・2〉 | |||||
1 |
早舞(06'43") はやまい |
||||
笛:寺井政数 小鼓:北村一郎 大鼓:守家金十郎 太鼓:柿本豊次 | |||||
2 |
神舞(03'26") かみまい |
||||
笛:寺井政数 小鼓:宮増純三(観世豊純) 大鼓:安福建雄 太鼓:観世元信 | |||||
3 |
男舞(04'56") おとこまい |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:幸宣佳 大鼓:瀬尾乃武 | |||||
4 |
羯鼓(05'14") かっこ |
||||
笛:寺井政数 小鼓:北村一郎 大鼓:大倉七左衛門 | |||||
5 |
神楽(12'09") かぐら |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
6 |
楽(12'37") がく |
||||
笛:寺井政数 小鼓:幸宣佳 大鼓:瀬尾乃武 太鼓:観世元信 | |||||
7 |
猩々乱(12'05") しょうじょうみだれ |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:柿本豊次 | |||||
8 |
鷺乱(10'25") さぎみだれ |
||||
笛:寺井政数 小鼓:幸宣佳 大鼓:瀬尾乃武 太鼓:柿本豊次 | |||||
9 |
カケリ(01'44") かけり |
||||
笛:藤田六郎兵衛(先代・十世) 小鼓:北村一郎 大鼓:谷口喜代三 | |||||
10 |
太鼓入リイロエ(03'10") たいこいり・いろえ |
||||
笛:一噌庸二 小鼓:大倉長十郎 大鼓:大倉七左衛門 太鼓:柿本豊次 | |||||
11 |
祈リ(03'03") いのり |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
12 |
舞働(01'13") まいばたらき |
||||
笛:田中一次 小鼓:幸正影 大鼓:瀬尾乃武 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
Disc 4 | 能楽囃子体系(四)登退場の囃子ほか | ||||
〈登退場の囃子ほか〉
〈とうたいじょう・の・はやし・ほか〉 | |||||
1 |
歩ミノアシライ(02'09") あゆみ・の・あしらい |
||||
笛:寺井政数 小鼓:大倉長十郎 大鼓:柿原崇志 | |||||
2 |
アシライ出シ(02'33") あしらいだし |
||||
小鼓:大倉長十郎 大鼓:守屋金十郎 | |||||
3 |
松門ノアシライ(01'29") しょうもん・の・あしらい |
||||
笛:田中一次 | |||||
4 |
物着ノアシライ(05'06") ものぎ・の・あしらい |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:安福建雄 | |||||
5 |
送リ笛(大ユリ)(01'07") おくりぶえ(おおゆり) |
||||
笛:一噌幸政 | |||||
6 |
ノット(00'51") のっと |
||||
笛:田中一次 小鼓:幸正影 大鼓:瀬尾乃武 | |||||
7 |
波頭(02'29") なみがしら |
||||
小鼓:大倉長十郎 大鼓:柿原崇志 | |||||
8 |
早鼓(00'47") はやつづみ |
||||
小鼓:鵜澤寿 大鼓:柿原崇志 | |||||
9 |
中入リ来序・狂言来序(02'49") なかいりらいじょ・きょうげんらいじょ |
||||
笛:藤田六郎兵衛(先代・十世) 小鼓:大倉長十郎 大鼓:谷口喜代三 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
10 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ①笛。呂の音での順次指開け(00'31") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』1・ふえ。りょ・の・おと・での・じゅんじゆびあけ |
||||
笛:一噌幸政(ナレーション入り) | |||||
11 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ②笛。干の音での順次指開け(00'18") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』2・ふえ。かん・の・おと・での・じゅんじゆびあけ |
||||
笛:一噌幸政(ナレーション入り) | |||||
12 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ③笛。ヒシギの音での順次指開け(00'18") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』3・ふえ。ひしぎ・の・おと・での・じゅんじゆびあけ |
||||
笛:一噌幸政(ナレーション入り) | |||||
13 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ④笛。呂から干へ、同じ指開けで吹いた時(00'37") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』4・ふえ。ろ・から・かん・へ、おなじゆびあけ・で・ふいた・とき |
||||
笛:一噌幸政(ナレーション入り) | |||||
14 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑤小鼓。チ・タ・プ・ポの音 各二回ずつ(00'40") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』5・こつづみ。ち・た・ぷ・ぽ・の・おと・かくにかい・ずつ |
||||
小鼓:北村治(ナレーション入り) | |||||
15 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑥大鼓。ドン・ツ・チョンの音 各二回ずつ(00'32") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』6・おおつづみ。どん・つ・ちょん・の・おと・かくにかい・ずつ |
||||
大鼓:安福建雄(ナレーション入り) | |||||
16 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑦太鼓。ツ・クの押える撥・小の撥・中の撥・大の撥・肩の撥 各二回ずつ(00'54") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』7・たいこ。つ・く・の・おさえる・ばち・しょう・の・ばち・ちゅう・の・ばち・だい・の・ばち・かた・の・ばち・かくにかい・ずつ |
||||
太鼓:金春惣右衛門(ナレーション入り) | |||||
17 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑧大鼓と小鼓のノラヌ三地 二回(00'57") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』8・おおつづみ・と・こつづみ・の・のらぬみつじ・にかい |
||||
小鼓:北村治 大鼓:安福建雄(ナレーション入り) | |||||
18 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑨大鼓と小鼓のノル三地 二回(00'37") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』9・おおつづみ・と・こつづみ・の・のるみつじ・にかい |
||||
小鼓:北村治 大鼓:安福建雄(ナレーション入り) | |||||
19 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑩大鼓と小鼓のノラヌツヅケ 二回(00'43") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』10・おおつづみ・と・こつづみ・の・のらぬつづけ・にかい |
||||
小鼓:北村治 大鼓:安福建雄(ナレーション入り) | |||||
20 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑪大鼓と小鼓のノルツヅケ 二回(00'30") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』11・おおつづみ・と・こつづみ・の・のるつづけ・にかい |
||||
小鼓:北村治 大鼓:安福建雄(ナレーション入り) | |||||
21 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑫大鼓。地一つ、シカケ、打切リ(00'32") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』12・おおつづみ。じひとつ、しかけ、うちきり |
||||
大鼓:安福建雄(ナレーション入り) | |||||
22 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑬小鼓。甲長地中ヨリムスビアシライ(00'33") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』13・こつづみ。かんながじなか・より・むすびあしらい |
||||
小鼓:北村治(ナレーション入り) | |||||
23 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑭太鼓。刻ミ一つ、上ゲ、打切リ、頭(00'34") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』14・たいこ。きざみひとつ、あげ、うちきり、かしら |
||||
太鼓:金春惣右衛門(ナレーション入り) | |||||
24 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑮ ⑫⑬⑭の三つの打楽器の手組ミの合奏(00'39") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』15・12・13・14・の・みっつ・の・だがっき・の・てぐみ・の・がっそう |
||||
小鼓:北村治 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門(ナレーション入り) | |||||
25 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑯笛の呂・呂ノ中・干・干ノ中を唱歌と一緒に区切って演奏(01'14") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』16・ふえ・の・ろ・ろ・の・ちゅう・かん・かん・の・ちゅう・を・しょうが・と・いっしょに・くぎって・えんそう |
||||
笛:一噌幸政 笛の唱歌:小寺久美子(ナレーション入り) | |||||
26 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑰笛の呂・中・干と三つの打楽器との合奏(01'24") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』17・ふえ・の・ろ・ちゅう・かん・と・みっつ・の・だがっき・との・がっそう |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門(ナレーション入り) | |||||
27 |
『楽器の音色と基本の手組ミ』 ⑱打楽器は⑰と同じ手組ミで、笛がアシライを吹いた時(01'35") 『がっき・の・ねいろ・と・きほん・の・てぐみ』18・だがっき・は・17・と・おなじてぐみ・で、ふえ・が・あしらい・を・ふいたとき |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門(ナレーション入り) | |||||
Disc 5 | 能楽囃子体系(五)秘曲の類 | ||||
〈秘曲の類〉
〈ひきょく・の・たぐい〉 | |||||
1 |
「翁」(抄録) 座着キ・打出シ、千歳ノ舞、翁ノ舞、翁返リ(14'49") 「おきな」(しょうろく)ざつき・うちだし、せんざい・の・まい、おきな・の・まい、おきながえり |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:幸祥光、幸正影、住駒明弘(住駒昭弘) 翁:櫻間金太郎 千歳:野村万作 地謡:櫻間道雄、梅村平史朗、瀬尾辰之 | |||||
2 |
「三番三」揉ノ段(09'45") 「さんばそう」もみ・の・だん |
||||
笛:寺井政数 小鼓:大倉長十郎、鵜澤寿、北村治 大鼓:柿原崇志 三番三:山本東次郎 | |||||
3 |
「三番三」鈴ノ段(10'23") 「さんばそう」すず・の・だん |
||||
笛:寺井政数 小鼓:大倉長十郎、鵜澤寿、北村治 大鼓:柿原崇志 三番三:山本東次郎 | |||||
4 |
恋ノ音取(07'45") こい・の・ねとり |
||||
笛:田中一次 | |||||
5 |
懺法(05'20") せんぼう |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:大倉長十郎 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
6 |
豊後下リ端(03'01") ぶんご・さがりは |
||||
笛:杉市太郎 | |||||
7 |
「道成寺」物着ノアシライ、乱拍子、急ノ舞、中入リ地(18'30") 「どうじょうじ」ものぎ・の・あしらい、らんびょうし、きゅう・の・まい、なかいりじ |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:安福建雄 シテ:観世寿夫 地謡:観世静夫(八世 観世銕之亟)、山本順之、浅見真広 | |||||
8 |
獅子(05'54") しし |
||||
笛:寺井政数 小鼓:幸円次郎 大鼓:亀井忠雄 太鼓:観世元信 | |||||
Disc 6 | 能楽囃子体系(六)補遺篇 登場の囃子の変化形 舞の囃子の変化形(1) | ||||
〈登場の囃子の変化形〉
〈とうじょう・の・はやし・の・へんかけい〉 | |||||
1 |
烏手(03'00") からすで |
||||
笛:田中一次 | |||||
2 |
出端モジリ(02'57") ではもじり |
||||
笛:杉市太郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
〈舞の囃子の変化形(1)〉
〈まい・の・はやし・の・へんかけい・1〉 | |||||
3 |
八段ノ舞(05'28") はちだん・の・まい |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
4 |
盤渉楽(11'10") ばんしきがく |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福建雄 太鼓:柿本豊次 | |||||
5 |
笏ノ舞(02'22") しゃく・の・まい |
||||
笛:藤田六郎兵衛(先代・十世) 小鼓:鵜澤寿 大鼓:谷口喜代三 太鼓:柿本豊次 | |||||
6 |
延年ノ舞(07'09") えんねん・の・まい |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:大倉長十郎 大鼓:亀井忠雄 | |||||
7 |
惣神楽(10'46") そうかぐら |
||||
笛:田中一次 小鼓:宮増純三(観世豊純) 大鼓:亀井忠雄 太鼓:柿本豊次 | |||||
8 |
早舞クツロギ(08'10") はやまい・くつろぎ |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
Disc 7 | 能楽囃子体系(七)補遺篇 舞の囃子の変化形(2) 狂言関係の囃子 | ||||
〈舞の囃子の変化形(2)〉
〈まい・の・はやし・の・へんかけい・2〉 | |||||
1 |
狂乱ノ楽(16'19") きょうらん・の・がく |
||||
笛:寺井政数 小鼓:鵜澤寿 大鼓:瀬尾乃武 | |||||
2 |
鶴ノ舞(新作)(05'11") つる・の・まい(しんさく) |
||||
笛:藤田大五郎 小鼓:幸円次郎 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
3 |
水波ノ伝(04'26") すいは・の・でん |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:幸正影 大鼓:柿原崇志 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
4 |
知ラセ笛(02'06") しらせぶえ |
||||
笛:田中一次 | |||||
〈狂言関係の囃子〉
〈きょうげんかんけい・の・はやし〉 | |||||
5 |
狂言 三段ノ舞(04'37") きょうげん・さんだん・の・まい |
||||
笛:寺井政数 小鼓:宮増純三(観世豊純) 大鼓:亀井忠雄 太鼓:観世元信 | |||||
6 |
狂言 次第(01'10") きょうげん・しだい |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:柿原崇志 | |||||
7 |
狂言 下リ端(01'54") きょうげん・さがりは |
||||
笛:田中一次 小鼓:幸正影 大鼓:柿原崇志 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
8 |
狂言 早笛(00'45") きょうげん・はやふえ |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:北村治 大鼓:柿原崇志 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
9 |
狂言 獅子(05'38") きょうげん・しし |
||||
笛:田中一次 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
10 |
狂言 楽(01'50") きょうげん・がく |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:幸正影 大鼓:瀬尾乃武 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
11 |
狂言 羯鼓(00'49") きょうげん・かっこ |
||||
笛:田中一次 | |||||
12 |
狂言 神楽(01'23") きょうげん・かぐら |
||||
笛:田中一次 小鼓:幸正影 | |||||
13 |
狂言 舞働(01'39") きょうげん・まいばたらき |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:幸正影 大鼓:瀬尾乃武 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
14 |
棒フリ(00'47") ぼうふり |
||||
笛:田中一次 | |||||
15 |
責メ(00'59") せめ |
||||
笛:一噌幸政 小鼓:幸正影 大鼓:瀬尾乃武 太鼓:金春惣右衛門 | |||||
16 |
シャギリ(00'24") しゃぎり |
||||
笛:一噌幸政 | |||||
Disc 8 | 能楽囃子体系(特典盤)SP盤時代の名人たち | ||||
1 |
鼎談Ⅰ:「能楽囃子体系」制作の背景(13'27") ていだん・1:「のうがくはやしたいけい」せいさく・の・はいけい |
||||
鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 | |||||
2 |
鼎談Ⅱ:SP盤時代の名人たち ①卒都婆小町 <抄録>(06'39") ていだん・2:えすぴーばんじだい・の・めいじんたち1・そとばこまち |
||||
観阿弥 作 鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 謡:松本長 | |||||
3 |
鼎談Ⅱ:SP盤時代の名人たち ②船弁慶 <抄録>(03'33") ていだん・2:えすぴーばんじだい・の・めいじんたち2・ふなべんけい |
||||
観世信光 作 鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 シテ:野口政吉(兼資) 地:松本長 笛:一噌又六郎 小鼓:幸悟朗(祥光) 大鼓:川崎利吉(九淵) 太鼓:観世元業 | |||||
4 |
鼎談Ⅱ:SP盤時代の名人たち ③鷺 <抄録>(02'55") ていだん・2:えすぴーばんじだい・の・めいじんたち3・さぎ |
||||
作者不明 鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 謡:宝生新 | |||||
5 |
鼎談Ⅱ:SP盤時代の名人たち ④卒都婆小町 <抄録>(07'14") ていだん・2:えすぴーばんじだい・の・めいじんたち4・そとばこまち |
||||
観阿弥 作 鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 謡:櫻間金太郎(弓川) | |||||
6 |
鼎談Ⅱ:SP盤時代の名人たち ⑤女郎花 <抄録>(05'37") ていだん・2:えすぴーばんじだい・の・めいじんたち5・おみなめし |
||||
作者不明 鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 謡:梅若六郎(先代) 大鼓:亀井俊雄 | |||||
7 |
鼎談Ⅱ:SP盤時代の名人たち ⑥忠霊(一) <抄録>(02'20") ていだん・2:えすぴーばんじだい・の・めいじんたち6・ちゅうれい(いち) |
||||
昭和16年、大日本忠霊顕彰会による観世会委員会委嘱作品 鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 ワキ:梅若万三郎(先々代) | |||||
8 |
鼎談Ⅱ:SP盤時代の名人たち ⑦忠霊(四) <抄録>(03'43") ていだん・2:えすぴーばんじだい・の・めいじんたち7・ちゅうれい(よん) |
||||
昭和16年、大日本忠霊顕彰会による観世会委員会委嘱作品 鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 シテ:観世銕之丞(華雪) ツレ:観世元正(左近) | |||||
9 |
鼎談Ⅱ:SP盤時代の名人たち ⑧高砂 <抄録>(04'01") ていだん・2:えすぴーばんじだい・の・めいじんたち8・たかさご |
||||
世阿弥 作 鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 謡:宝生重英(九郎) | |||||
10 |
鼎談Ⅱ:SP盤時代の名人たち ⑨松虫 <抄録>(05'38") ていだん・2:えすぴーばんじだい・の・めいじんたち9・まつむし |
||||
金春禅竹 作 鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 謡:観世寿夫 小鼓:幸祥光 | |||||
11 |
鼎談Ⅲ:「能楽囃子体系」の意義(03'10") ていだん・3:「のうがくはやしたいけい」の・いぎ |
||||
鼎談:金春惣右衛門、増田正造、波多一索 |
time:0.44 s・
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●昭和48年度 芸術祭大賞受賞作品『能楽囃子体系』(LP6枚組・ビクター)に、『補遺篇』(LP2枚組・ビクター)を含め、完全版としてCDで復刻!
気魄に満ちた“能の囃子”。規矩正しく、しかも変幻する深遠なリズム。あの名人たちの至芸が、CDで甦りました。
★CD1のトラック1、4、5の聴きどころが試聴できます。(本ページを下にスクロールしてください)
復刻版監修:金春惣右衛門・増田正造
CDは桐箱入りで、解説書(A4判)と一緒に個別配送用段ボールに梱包。
●明治から昭和の世代の、名人たちの至芸を聴く唯一の全集です!
『能楽囃子体系』34人の演奏者のうち、14人の人間国宝を含め、囃子方のあらゆる流儀、宗家を含めて、代表的演者をすぐり、基本はもちろん秘曲から狂言の囃子も集大成した、最高の録音技術による貴重な作品です。
●ユネスコ無形遺産に指定された、世界に誇る能楽の、囃子の頂点をここに復刻!
ユネスコ(UNESCO)は、世界の無形の文化遺産を保護し、未来への継承に力をそそいでいますが、日本からは文楽、歌舞伎に先立って能楽が第一回目に選ばれました。
本企画は、昭和48年当時、綺羅星のごとき名人たちの「能楽囃子」、その息づかいまでを録音した画期的な作品であり、最新のデジタル・マスタリングを経てCD化しました。
●能楽、邦楽、音楽に関わるすべての実演家、芸術愛好家の必携・必聴盤!
能楽に関わる方々はもちろんのこと、音楽の愛好家の鑑賞と同時に、芸能研究家の「生きた資料」として活用していただける内容に加え、精緻な解説書は、絶後は知らず空前のものです。
また前衛的な能の音楽発想は世界的に注目されており、新しい芸術創造に、多くのヒントを与えるに違いありません。
その高い精神性は、現代における「癒しの音楽」としても最適です。
●豪華附属解説書(A4判・152頁)
執筆者:横道萬里雄・金春惣右衛門・増田正造・蒲生郷昭・羽田昶・西野春雄・松本雍 他 (敬称略・順不同)
【特典CD】
●「鼎談 『能楽囃子体系』制作の背景とSP盤時代の名人たち」
昭和48年当時、監修・制作に当たられた金春惣右衛門・増田正造・波多一索の三氏が、「能楽囃子体系」の制作の背景と、本体系の芸位を導いたSP時代の名人、名手たちの、幻の名盤を聴きながら、その芸の魅力について語ります。
●今回の収録音源(抄録)は、松本長/野口政吉(兼資)・一噌又六郎・幸悟朗(幸祥光)・川崎利吉(九淵)・観世元業/宝生新/櫻間金太郎(弓川)/梅若六郎(先代)・亀井俊雄/梅若万三郎(先々代)・観世銕之丞(華雪)・観世元正(左近)/宝生重英(九郎)/観世寿夫・幸祥光の方々(収録順)です。
〔おことわり〕特典CDにはオリジナルSP音源に起因するノイズがありますことを、あらかじめご了承ください。
[監修者のことば]
LP録音当時、能の演奏者たちの芸も、またその気位も高かった時代である。演奏する側も、採録する側も、やり直しがきかない、失敗は許されないという緊張感に支えられて完成したのが、この「能楽囃子体系」でした。
能舞台自体が楽器であるという主張から、スタジオではなくすべて能楽堂で、当時最高の技術者によって録音されたのです。
その名人たちの至芸が、今CDとなって21世紀によみがえります。
能楽ばかりでなく、芸術に関心をもつ多くの世代の人たちの心に、この「能楽囃子体系」の音が深く響き渡り、新しい芸術創造の原点になってほしいと願い、またなりうると信じます。
「秀逸な過去の音色」は、「未来への啓示」にほかならないのです。
監修:金春惣右衛門・増田正造
【監修者プロフィール】
金春惣右衛門(こんぱる・そうえもん)
大正13年(1924)生。太鼓方・金春流宗家。芸術院会員。重要無形文化財保持者(人間国宝)。著書に『金春流太鼓全書(能楽書林)』『金春流太鼓序之巻(能楽書林)』ほか。共著に『現代謡曲全集第2巻・第50巻(筑摩書房)』ほか。
1981年度、第11回観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。
増田正造(ますだ・しょうぞう)
昭和5年(1930)生。武蔵野大学名誉教授。同能楽資料センター主任を長く勤める。写真家。映像作家。能楽プロデューサー。著書に『能の表現―その逆説の美学(中央公論社・中公新書)』『能のデザイン(平凡社カラー新書)』『井伊家伝来能面百姿(平凡社)』ほか。共著に『能と狂言の世界(講談社)』『世阿弥(中央公論社・日本の名著10)』ほか。
『能と近代文学(平凡社)』において、1992年度第14回観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。