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たからむすび
Takara Musubi
杵屋裕光×利光
きねや・ひろみつ、きねや・としみつ
VZCG-697 (CD) 3,143円(本体 2,857円)
発売日: 2009年1月21日 / ジャンル: 長唄
杵屋裕光が2008年2月に発表した『地球→日本』はシンセサイザーの打ち込みと多重録音による和のグルーヴ感を満載した邦楽と洋楽(ロック、ジャズ・フュージョン)、古典と最新テクノロジーが融合した21世紀の「花鳥風月」CDアルバムとして話題を呼びましたが、本作では長唄三味線の本分に立ち返って長唄の魅力の真髄に迫っています。唄方の杵屋利光と組んだ「杵屋兄弟」による待望の新録音アルバムです。
唄の魅力、三味線の技巧の限りを尽くして超絶技巧の難曲「二人椀久」「三曲糸の調」に挑んだ聴き応え十分の内容。囃子方には堅田喜三久(人間国宝)社中を迎えています。
<収録曲について>
「二人椀久(ににんわんきゅう)」
大坂御堂前の椀屋久兵衛が傾城(遊女)松山に深く馴染み、放蕩の末勘当されて松山恋しさに気が狂い、町々をさまよい歩いた事を題材にした作品。 享保19年市村座で初演の記録がある。「長唄で最も難しいものが椀久…」と言われるほどの難曲で、唄も三味線も最高の技術を要する大曲。
「三曲糸の調(さんきょくいとのしらべ)」
歌舞伎や義太夫で有名な「阿古屋琴責(あこやことぜめ)の段」を題材に、琴や胡弓で演奏される元の手を三味線に置き換えて全て演奏するという、超絶技巧を求められる難曲。
<ライナーノーツ>
推薦文「旬の兄弟の名演奏」:三隅治雄 曲目解説:竹内道敬
録音:2008年7月30日 ビクター青山スタジオ301
1960年、杵屋和四蔵(江戸時代からの伝統を受け継ぐ長唄三味線演奏家)の次男として生まれる。3歳で初舞台、16歳で長唄杵勝派名取師範、杵屋裕光となる。以後、歌舞伎座、メトロポリタンオペラハウスなど国内外の歌舞伎公演、舞踊公演等で長唄三味線演奏家・作曲家として活動。1990年、三味線FUNKバンド「THE家元」に参加、ポーランドで開かれた世界音楽祭で第2位を獲得。これまで多くの洋楽演奏家と共演。新内では鶴賀裕光(つるが ひろみつ)、河東節では十寸見東京(ますみ とうきょう)、ロック三味線では六九家裕光の名で活動。極めて優れた演奏技法と音楽性は常に高い評価を得ている。
1967年、杵屋和四蔵の三男として生まれる。6歳で杵屋勝五郎に入門、手ほどきを受ける。10歳で杵屋勝国に三味線を、16歳で東音宮田哲男(現人間国宝)に師事、本格的に唄の指導を受ける。19歳で杵屋利光の名を許され、杵勝会の名取となる。22歳で長唄東音会同人。河東節では十寸見東治(ますみ とうじ)の名で活動。世代を代表する正統派の唄方として高い評価を受けている。
1
ににんわんきゅう
2
さんきょく・いと・の・しらべ
time:0.4 s・
作品紹介
杵屋裕光が2008年2月に発表した『地球→日本』はシンセサイザーの打ち込みと多重録音による和のグルーヴ感を満載した邦楽と洋楽(ロック、ジャズ・フュージョン)、古典と最新テクノロジーが融合した21世紀の「花鳥風月」CDアルバムとして話題を呼びましたが、本作では長唄三味線の本分に立ち返って長唄の魅力の真髄に迫っています。唄方の杵屋利光と組んだ「杵屋兄弟」による待望の新録音アルバムです。
唄の魅力、三味線の技巧の限りを尽くして超絶技巧の難曲「二人椀久」「三曲糸の調」に挑んだ聴き応え十分の内容。囃子方には堅田喜三久(人間国宝)社中を迎えています。
<収録曲について>
「二人椀久(ににんわんきゅう)」
大坂御堂前の椀屋久兵衛が傾城(遊女)松山に深く馴染み、放蕩の末勘当されて松山恋しさに気が狂い、町々をさまよい歩いた事を題材にした作品。
享保19年市村座で初演の記録がある。「長唄で最も難しいものが椀久…」と言われるほどの難曲で、唄も三味線も最高の技術を要する大曲。
「三曲糸の調(さんきょくいとのしらべ)」
歌舞伎や義太夫で有名な「阿古屋琴責(あこやことぜめ)の段」を題材に、琴や胡弓で演奏される元の手を三味線に置き換えて全て演奏するという、超絶技巧を求められる難曲。
<ライナーノーツ>
推薦文「旬の兄弟の名演奏」:三隅治雄
曲目解説:竹内道敬
録音:2008年7月30日 ビクター青山スタジオ301
杵屋裕光(きねや ひろみつ)長唄三味線方
1960年、杵屋和四蔵(江戸時代からの伝統を受け継ぐ長唄三味線演奏家)の次男として生まれる。3歳で初舞台、16歳で長唄杵勝派名取師範、杵屋裕光となる。以後、歌舞伎座、メトロポリタンオペラハウスなど国内外の歌舞伎公演、舞踊公演等で長唄三味線演奏家・作曲家として活動。1990年、三味線FUNKバンド「THE家元」に参加、ポーランドで開かれた世界音楽祭で第2位を獲得。これまで多くの洋楽演奏家と共演。新内では鶴賀裕光(つるが ひろみつ)、河東節では十寸見東京(ますみ とうきょう)、ロック三味線では六九家裕光の名で活動。極めて優れた演奏技法と音楽性は常に高い評価を得ている。
杵屋利光(きねや としみつ)長唄唄方
1967年、杵屋和四蔵の三男として生まれる。6歳で杵屋勝五郎に入門、手ほどきを受ける。10歳で杵屋勝国に三味線を、16歳で東音宮田哲男(現人間国宝)に師事、本格的に唄の指導を受ける。19歳で杵屋利光の名を許され、杵勝会の名取となる。22歳で長唄東音会同人。河東節では十寸見東治(ますみ とうじ)の名で活動。世代を代表する正統派の唄方として高い評価を受けている。