増田教授の映像バリ島まるかじり (2枚組)
ますだきょうじゅ・の・えいぞう・ばりとうまるかじり
Fantastic Scenes from BALI prof.MASUDA presents
撮影・構成・編集:増田正造
ますだ・しょうぞう
収録情報
収録時間:478分/片面・2層/STEREO/COLOR/16:9(Disc-1、Disc-2・Part7-8)、4:3(Disc-2・ Part9-12)/リージョン・ALL/NTSC/MPEG 2/ドルビーデジタル/オリジナル/レンタル禁止
ご注意
このDVDのビデオフォーマットは日本、北米、カナダなどのNTSCビデオプレイヤー対応となります。ヨーロッパ、南米、中国のビデオプレイヤーはPAL 方式となりご覧頂けませんが、機種によってはNTSC方式でも視聴できます。パソコン内蔵のビデオプレイヤーならばすべて視聴可能です。リージョンコードはFREE(全世界対応版)です。
収録内容
Disc 1 | ||||
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1 |
Part-1(47'14") ぱーと1 |
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2 |
Part-2 バリ人の魅力の(39'05") ぱーと2 ばりじん・の・みりょく・の |
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3 |
Part-3 音楽を楽譜にはしない(33'08") ぱーと3 おんがく・を・がくふ・には・しない |
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4 |
Part-4 穏やかで繊細なバリ人の(45'20") ぱーと4 おだやかで・せんさいな・ばりじん・の |
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5 |
Part-5 本当に酔っぱらっている人を(37'41") ぱーと5 ほんとうに・よっぱらっているひと・を |
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6 |
Part-6 力強くガムランが(34'32") ぱーと6 ちからづよく・がむらん・が |
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Disc 2 | ||||
1 |
Part-7 装飾好きはあまりにも(41'45") ぱーと7 そうしょくずき・は・あまりにも |
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2 |
Part-8 完璧な人と環境の調和(50'34") ぱーと8 かんぺきな・ひと・と・かんきょう・の・ちょうわ |
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3 |
Part-9 信仰は生活様式そのもの(20'42") ぱーと9 しんこう・は・せいかつようしき・そのもの |
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4 |
Part-10 時として激しく強い気性を(49'58") ぱーと10 ときとして・はげしく・つよい・きしょう・を |
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5 |
Part-11 バリのアーティストは(51'11") ぱーと11 ばり・の・あーてぃすと・は |
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6 |
Part-12 Image of Bali(26'15") ぱーと12 いめーじ・おぶ・ばり |
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time:0.29 s・
作品紹介
バリ島の風土、生活、芸術、芸能のすべてを、DVD2枚組・全12パート 約8時間の映像に凝縮。全48ページ解説冊子附属。[インドネシア大使館 推薦]
能楽研究の第一人者、増田正造氏(武蔵野大学名誉教授)が10年間を越える自身のバリ島現地映像記録を編集・構成。「能を見る目でバリを録る」増田教授のバリ島万華鏡。字幕や解説音声を入れずに、連歌のような流れるイメージの連鎖が紡ぎ出す映像詩。
「これは記録であっても作品ではない。流れるイメージの連鎖、ひたすらなバリ島への讃歌である。」(増田正造)
「バリ人の魅力の最大のものは醇朴な暮らしとデカダンとも言える耽美的なまでに洗練された趣味と高度な融合を果たした彼らの心ではないだろうか。」
「すべてが穏やかで繊細なバリ人の日々の生活。社会の構造・倫理・礼儀・芸術などなど、この島の文化全体が宗教的な信条に支えられた伝統的な秩序によって形づくられている。」(ミゲル・コバルビアス)
〈解説冊子〉
推薦の言葉/ドゥワトゥマジ・ハノマンレシ(インドネシア大使館参事官 文化部長)
まえがき/増田正造
巷談バリ/増田正造
バリ島ならびにインドネシアの映像事情/増田正造
協力一覧
映像目録(Disc 1、Disc 2)
増田正造略歴
『映像バリ島まるかじり』刊行にあたって/藤本草(日本伝統文化振興財団理事長)
※おことわり
本作にはメニュー画面がございません。各パートはトラック・ボタンで選択してご視聴くださいますよう、あらかじめご了承ください。
〈DISC 1〉
〔Part 1〕(47分/16:9サイズ)
(主な内容)
マス村タマン・プレ寺院のワヤン・ウォン舞踊/ウブド・プリ・サレンの芸能/塔の美しいタマン・アユン寺院/隕石と両刃のクリス/独立記念日の国軍行進・国旗掲揚/王立プリルキサン美術館/子供たち/アユン河のラフティング/子供バロン/結婚式/エステの女/豚市場/子供たち/憑依の少女の踊り サンヒャン・ドウダリ/タンパクシリンの聖水の寺院ティルタ・エンプール/火葬した遺骨を海に戻す 葬送の儀式/トゥンガナンのイカット布の店/デンパサールの市場 バサール クンバ・サリ/クタ・ビーチ海岸の子亀の放流/影絵芝居ワヤン・クリット/ファイヤー・ダンス/ウブド・フェスティバル2009/バリサファリ&マリンパーク/マス村タマン・プレ寺院のオダラン/人間国宝クラスのクビヤール・トロンボン/ヌガラの水牛レース
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〔Part 2〕(39分/16:9サイズ)(主な内容)
ジェゴグと総帥スウェントラ/王家葬儀/バンジージャンプ/バリのデザインいろいろ/雨のトゲヌンガンの滝/結婚式の豚を焼く/レディース・ガムラン/ギャニヤールのナイトマーケット/ラカ・レケ・レストランのナイト・ショー/リンデックの演奏/デワンガ・バンガロウ美術館/太極拳とヨガ教室/独立記念日のパレードと芸能/竿登り競技/バリの父と慕われる三浦襄翁の墓/働く人/骨董的キューベルワーゲンと愛好クラブ/プナタラン・サシ寺院 ペジェンの月/バリ博物館/ウォーターパレスの対抗試合/アンドン通りの土産物/オダランを待つバントゥアンのプセ・デサ寺院/プラタナン・サシ寺院のオダラン
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〔Part 3〕(33分/16:9サイズ)(主な内容)
ウブド王家プリ・ルキサン美術館のワーク・ショップ/ウブド第一高校の稽古と実演/ウブド第一高校の狂言「神鳴」と「でんでん虫」の謡い指導/王家のバロンの面作り/高校生による楽器さまざまの音/白鷺のペトウル村/葬礼の牛の三回廻り/雨のセランガン島の港/描かれた踊り子と化粧する踊り子/画家ブランコの館/ジェゴグによる芸能/ニュー・ロイヤル・ピタマハの資生堂エステ/60人の集団歯削り式/エレファント・パーク/クルンクンスラマプラの旧裁判所/ダイビングのメッカ パタンバイの港/ジャムー/イルカと遊ぶトペン美術館の庭のアルマのケチャ チャ・リナ・ダンス/ウブドの女性ケチャとファイヤーダンス
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〔Part 4〕(45分/16:9サイズ)(主な内容)
ブサキの寺院のオダラン/ペジェン村の結婚式/村のジャンゲル舞踊とウォーターパレスの違い/描かれた働く人/クタ点描/夜の動物園/風葬の村トゥルニャン/コマネカホテルのスパ/働く人びと/画廊個展での演奏/レストランのナイトショーハイライト/石像作りの村/赤ん坊の210日の祭り/コチョカン賭博/日本語補習校の狂言「附子」とワーク・ショップ/子供たち/海辺で雨のオダラン/闘鶏/チャンプアンのグヌン・ルパ寺院/卜レッキング/トゥンガナン村の祭り/デンパサールの鳥市場
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〔Part 5〕(38分/16:9サイズ)(主な内容)
バリのデザインいろいろ/庶民的食事処・ビアビア/地元民御用達ワルンと客と蕎麦の調理/パダン料理の店/「影武者」のバリ料理教室/皮膚病の犬から王家の飼い犬まで/猫のさまざま/楽団の稽古風景/働く人たち/トゥンガナン村のグリンシン織/バリアン クトウ・リエ老人/竹作りの水上レストラン/独立記念日式典のウブド・サッカー場の軍楽隊/子供たち/ウブド高校と能の交流/プリ・サレンの能/ジンバランの漁村/バリの菓子いろいろ/セランガン島の海亀の飼育場と現代アート
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〔Part 6〕(35分/16:9サイズ)(主な内容)
アート・フェスティバル2009/オダランのタンパクシリン/プラナタン・サシ寺院のオダランの行列/クリス博物館とネカ館長/オゴオゴの(1)/ロイヤル・ピタマハ・結婚式場付きのスイートルーム/ウォーターパレスの演奏/ガムラン楽器製造工場/サロン、鉢巻き(ウデン)、女性サロンとクバヤの作法/独立記念日の小学生コンテスト/サブマリーン・オデッセイ号/手で食べる作法/蝙蝠のゴアラワ寺院/水の宮殿タマン・ウジュン遺跡/プリアタン王家の火葬式
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〈DISC 2〉〔Part 7〕(42分/16:9サイズ)
(主な内容)
プリアタンのレゴン・クラトン/遺骨を掘り出しての村の火葬式 ンガガフ儀式/シーウォーカーで海底散歩/蜜蜂の踊り オレグ・タンブリリンガン/仮面と操り人形の美術館/猪バロン/働く人/線香作り/痛いバリアン治療/汐汲み/塩作り/ウブド王宮前デサ寺院のチャロナラン(1)/ゴアガジャ/オタダランのゴアガシャ/チャロナラン(2)/バリ芸術の恩人ウォルター・スピースの部屋/ISI(国立芸術大学)/ウブド王宮のKYOGEN IN BALI 2008/農村風景/ペジェン村の市場/ウルワットのオダラン/日本語案内所APA?
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〔Part 8〕(51分/16:9サイズ)(主な内容)
ペンデット ウェルカムダンスさまざま/ネカ美術館の絵画・彫刻いろいろ/盆栽コンクール/子供たち/バロン集結の祭り/ガムランによるボレロの演奏/働く人/新作舞踊/洋楽器とガムランのコラボレーション/蝶々園/兎の踊り タリ・クリンチ/オダランの子どもたち/ウブドのマーケット/デンパサールのプンゲレボンガン寺院クリスのトランス/オゴオゴの(2)/白いトペンの舞踊 テレッ/ウルワトゥのケチャ/バロン村に帰る
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〔Part 9〕(21分/4:3サイズ)(主な内容)
王孫210日の祝い/王家の葬儀と共に庶民の葬式も/海の葬儀 ガニュッ儀式/葬儀当日/ダラムプリの夜の王家の儀式
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〔Part 10〕(50分/4:3サイズ)(主な内容)
サヌール・バタンガラック海辺の凧揚げ大会/アート・フェスティバル2000のオープニングパレード/ケリキ村の葬式準備/ペジェン村60体の火葬式/ウルワトゥ/マリオ劇場、黒川能の仕舞/トゥンガナンのペラン・パンダンの闘いの祭り/バードパーク/バングリのヤン・アピ村のオダラン準備/ジョゲドブンブン/ヌサ・ドゥアのホテルの盆踊り大会/GWKガルーダ公園/子供さまざま/キンタマーニのバトゥール寺院のオダラン/モンキー・フォレストの猿/赤ん坊210日の儀式/ペンジョールを立てる/ウブドの四つ辻/サヌールの葬列/海辺の儀式/クランビタン王宮ショー/子供の芸能コンクール
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〔Part 11〕(51分/4:3サイズ)[このパートは、“芸能補遺篇”であり、ガンブー、チャカプンなど古い映像も加え、ほかのパートよりも、各演目に時間をとって収録されています。日本伝統文化振興財団と増田教授による能とバリ島の国際文化交流の記録も含まれています。]
(主な内容)
バングリのランダとトランス/アート・フェスティバル2000のバロン劇/トペン劇各種/アー卜・フェスティバル2000の子供のゴングクビヤール/ISIにおける仮面によるダイアログ/フロッグダンス/異文化交流 ジェゴグと女流能「羽衣」/バリの羽衣芸能/ウブドのジェゴグ/カランガセム県プタクリン村のチャカプン
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〔Part 12〕(26分/4:3サイズ)[このパートは、総括的付録の “ IMAGE OF BALI ” です。]
増田正造(ますだしょうぞう)
1930年 東京に生まれる。早稲田大学文学部では狂言の野村万作と同級。武蔵野大学名誉教授。同大学の能楽資料センター創設以来、長く主任を務める。第二次大戦後、観世華雪の舞台に感動し、生涯能の普及と記録に携わる。桜間金太郎(弓川)に師事。能楽協会の機関誌『能』の編集。観世寿夫らの華の会同人。能楽音のライブラリイ(後に能楽音の会)を主宰。多くの名人の記録を残す。文化庁芸術祭委員他。国立能楽堂準備委員として設立に深く関わる。現在、公益財団法人日本伝統文化振興財団理事。公益財団法人永青文庫評議員。観世文庫評議員。東京高等文化学園理事ほか。文筆家。映像作家。日本写真家協会(JPS)元会員。数年間東京新聞の能評欄を担当。NHK能・狂言鑑賞入門、文化展望、芸能花舞台ほか。作品『配所・佐渡の月』の放映など。『能の表現――その逆説の美学』は10万部を越す能のベスト・セラー。『能と近代文学』は観世寿夫記念法政大学能楽賞。『井伊家伝来能面百姿』、『能をたのしむ』、『能のデザイン』、『ワープロ発想法』、『なぜか嵯峨野』ほか著書多数。共著は『日本の名著・世阿彌』、『能と狂言の世界』、『黒川能の世界』、『マンガ能百番』ほか多数。別冊太陽『薪能』、『道成寺』。
明治神宮薪能・新宿御苑森の薪能・大宮薪能は発足に関与。保谷薪能、新都庁TOKYOスーパー勧進能などのプロデューサー。LP時代の『能楽囃子大系』は文化庁芸術祭大賞(同作品は現在当財団からCD復刻版発売中)。映像作品はVHS時代に『能面幻想』。文部省特選『能面と能装束』。教育テレビ最優秀賞・文部大臣賞『狂言 鑑賞入門』。教育映像祭優秀賞『入門・能の音楽』。能では最初のDVD作品『道成寺』。DVD『山本東次郎家の狂言』(同作品は日本伝統文化振興財団から発売中)。
国際交流基金講師のイラン・ユーゴスラビア・ヨーロッパ以来、多くの海外公演の学術顧問。能の海外交流に努める。かつて通産省インドネシア共和国バリ州委託調査委員。日本伝統文化振興財団の能と狂言のバリ島派遣に三度参加。