四世清元梅吉 至芸の世界 (2枚組)
よんせい・きよもと・うめきち・しげい・の・せかい
四世 清元梅吉 他
よんせい・きよもと・うめきち
VZCG-8398 〜 8399 (CD) 5,500円(本体 5,000円)
収録情報
全曲とも、築地第一スタジオでの録音
CD1
「隅田川」(昭和41年12月発売)[ステレオ]
「峠の万歳」(昭和35年12月発売)[モノラル]
「春の鳥」(昭和35年12月発売)[モノラル]
CD2
「お夏狂乱」(昭和38年4月発売)[ステレオ]
「折紙」(昭和37年1月発売)[モノラル]
「瓢箪」(昭和37年1月発売)[モノラル]
「梅」(昭和37年7月発売)[モノラル]
収録曲
Disc 1 | ||||
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1 |
清元節 隅田川(44'53") きよもとぶし すみだがわ |
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作詞:条野採菊 / 作曲:二世 清元梅吉 浄瑠璃:初世 清元梅寿太夫、清元梅波太夫、清元寿栄太夫 三味線:四世 清元梅吉、清元梅圭(清元吉三郎) 囃子:五世 望月長左久(四世 望月朴清)、三世 堅田喜三久 笛:六世 福原百之助(寶山左衛門) | ||||
2 |
清元節 峠の万歳(23'07") きよもとぶし とうげ・の・まんざい |
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作詞:渥美清太郎 / 作曲:三世 清元梅吉(二世 清元寿兵衛) 浄瑠璃:清元登志寿太夫、清元梅栄太夫 三味線:四世 清元梅吉、清元梅園(三世 清元梅三郎) 囃子:田中伝一郎社中 | ||||
3 |
東明節 春の鳥(08'05") とうめいぶし はる・の・とり |
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作詞:高橋箒庵 / 作曲:初世 東明柳舟(高橋柳舟) 唄:二世 東明柳舟、東明文舟(清元政栄太夫) 三味線:東明吟清(四世 清元梅吉)、東明吟一 | ||||
Disc 2 | ||||
1 |
清元節 お夏狂乱(30'46") きよもとぶし おなつきょうらん |
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作詞:坪内逍遙 / 作曲:二世 清元寿兵衛(三世 清元梅吉) 浄瑠璃:清元登志寿太夫、清元政栄太夫 三味線:四世 清元梅吉 上調子:清元松之助 囃子:五世 望月長左久(四世 望月朴清)、三世 望月左吉、三世 堅田喜三久 笛:福原英次(寶山左衛門) | ||||
2 |
清元節 折紙(19'40") きよもとぶし おりがみ |
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作詞:香取仙之助 / 作曲:四世 清元梅吉 浄瑠璃:清元登志寿太夫、清元政栄太夫 三味線:四世 清元梅吉、清元梅園(三世 清元梅三郎) 箏:初世 米川敏子 囃子:初世 藤舎呂雪 五世 望月長左久(四世 望月朴清)、三世 望月左吉、三世 堅田喜三久 笛:福原英次(寶山左衛門) | ||||
3 |
清元節 瓢箪(16'22") きよもとぶし ひょうたん |
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作詞:月原千都子 / 作曲:四世 清元梅吉 浄瑠璃:清元登志寿太夫、清元政栄太夫 三味線:四世 清元梅吉、清元梅園(三世 清元梅三郎) 囃子:初世 藤舎呂雪、五世 望月長左久(四世 望月朴清)、三世 望月左吉、三世 堅田喜三久 笛:福原英次(寶山左衛門) | ||||
4 |
東明節 梅(12'50") とうめいぶし うめ |
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作詞:高橋箒庵 / 作曲:初世 東明柳舟(高橋柳舟) 唄:二世 東明柳舟、東明文舟(清元政栄太夫) 三味線:東明吟清(四世 清元梅吉)、東明吟一 |
time:0.31 s・
作品紹介
四世清元梅吉 待望のCDアルバム。「至芸の世界2」と併せて2タイトルを同時発売!
四世清元梅吉師の、ビクター邦楽レコード全盛期に吹き込まれた珠玉の作品と演奏を、全7曲収録いたしました。〈清元節〉「隅田川」、「峠の万歳」、「お夏狂乱」、「折紙」、「瓢箪」、〈東明節〉「春の鳥」、「梅」です。「折紙」「瓢箪」は、梅吉師の作品です。
東明節は、鉄道工業の先駆者でもある、平岡吟舟(本名:熙)が、明治35年に創始した三味線伴奏の歌曲です。梅吉師は東明節では、東明吟清の名で演奏されています。(収録年代:昭和35~41年)
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長)
全曲詞章掲載
四世清元梅吉 主要作品概要(小唄を除く)掲載
※本CDは当初、第27回 平成19年(2007)伝統文化ポーラ賞受賞記念盤として、ビクターに残された貴重な音源を纏めて平成19年にプライヴェート盤として制作されたものですが、このたび(2009年8月)他のビクター音源による第二集CD(二枚組)の発売に併せて、番号だけを変えて同内容のまま一般発売いたします。
四世清元梅吉 至芸の世界2(VZCC-8400~8401)
四世清元梅吉(よんせい・きよもと・うめきち)
・1932(昭和7)年8月、父初世清元梅寿太夫と、母清元梅吉技の長男として誕生。祖父は芸術院会員で重要無形文化財保持者の三世清元梅吉(後の寿兵衛)。祖母は初代清元紫葉。
・46年、NHKに「鳥羽絵」にて出演。以後現在まで毎年出演。
・同年、南座歌舞伎興行で「お祭り」に出演。以後1977年頃迄歌舞伎に出演。
・49年、記録映画「喜撰」(坂東三津五郎、水谷八重子主演)に出演。
・同年、東明吟清を名乗り、東明柳舟とコンビを組み、ビクターレコードで約50曲収録。柳舟没後は活動停止中。
・50年、三味線としてNHK出演。
・52年、この頃より舞踊曲、舞踊戯曲、小唄の作曲を開始。現在に至る迄、約350曲を数える。
・54年、吾妻歌舞伎に同行して渡米。半年間、米国各地で演奏活動。
・56年、故田中青滋師命名の「奏風楽(流派を超えた演奏家が参加可能な新邦楽)」に松原奏風の名で発表。現在に至る。
・同年11月30日、歌舞伎座にて四世清元梅吉を襲名。祖父は清元寿兵衛を名乗る。
・59年、文部省第14回芸術祭音楽部門で文部大臣賞を受賞。
・64年、先代今藤長十郎、先代籐舎呂船、先代常磐津文字兵衛の各氏と「創作邦楽研究会」を創立。創作活動を活発に行い、数年間各地で演奏会を開催。
・67年、清元流家元二代目を継承。
・同年、荻江節宗家荻江露友より荻江友次郎の名跡を受ける。
・81年、東京芸術大学音楽学部の清元科新設に伴い、初代非常勤講師を二年間勤める。
・82年、女流の勉強会「清元梅乃会」を復活。
・2001(平成13)年、三世梅吉発足の「清元研究会」を再開させ、毎年開催し、自らも出演。第7回(07年3月11日、紀尾井小ホール)では「明烏花濡衣(下)」を演奏。
・03年、若手育成のための「清元勉強会」を発足。年二回開催し、指導。
・07年6月、金沢県立音楽堂邦楽ホール「邦楽三趣会」にて「梅川」演奏。
・同年、第27回伝統文化ポーラ賞優秀賞を受賞。
現在、清元研究会、清元梅乃会、清元勉強会、清梅会(東京、関西、博多)、金沢、東京赤坂組合、京都八坂女紅場学園(祇園)、京都上七軒組合等で指導に当たる。
他にNHK、国立劇場、その他演奏会、舞踊会などの出演も予定している。