鼓/望月朴清

つづみ/もちづき・ぼくせい

望月朴清

もちづき・ぼくせい

VZCG-348 (CD) 3,300円(本体 3,000円)

発売日: 2004年10月30日 / ジャンル: 長唄囃子長唄囃子


▼曲目一覧

作品紹介

鼓が歌い、演じ、語りかける…。人間国宝・四代目望月朴清、渾身の至芸!
三世望月朴清作調「島の千歳」、一調一管による「鼕々」、名曲「船弁慶」。
当代の名手共演による、全曲最新デジタル録音盤!

四代目宗家望月朴清(人間国宝) プロフィール
九代目望月太左衛門の長男。5歳で父太左衛門に太鼓を学び、のち、叔母望月初子に小鼓を師事、母杵屋和春に三味線を習った。19歳で望月長佐久を襲名し、21歳の時に歌舞伎座で菊五郎劇団の「土蜘蛛」の立鼓を勤める。芳村伊十郎・山田抄太郎等の長唄「国光会」が昭和37年に解散するまで毎回出演するほか、歌舞伎及び主要演奏会やNHKをはじめとする放送、舞踊の舞台や新作邦楽にも多く出演。30代後半からは断続的にリサイタルを開くほか、舟橋聖一、杵屋勝三郎を中心とした「青楓会」への参加や、また囃子方を中心に「涛々会」を結成し、流派を越えての共演を目指すとともに後進の指導にあたる。昭和57年の中村芝翫主宰「羽衣会」では中村流伝承曲の作調及び小鼓演奏を行なう。昭和63年に十一代目家元望月太左衛門を襲名し、菊五郎劇団の立鼓となり、現在に至るまで主に出囃子の立鼓を勤める。平成元年には菊五郎劇団結成四十周年記念興行の「源氏物語絵巻」の作調を担当。また同年、望月流をまとめ、「望月会」を結成。会長に就任し、会報の発行や演奏会など行なう。平成5年に四代目宗家望月朴清を襲名し、55年振りに名跡を復活させた。平成5年から始まった朝日新聞社主催の"邦楽名人会"(浜離宮朝日ホール)では第1回に「望月朴清―鼓の会―」が催され、平成9年まで3回開催。コンサートホールでの演奏会として定評を得た。平成16年10月に、同企画が再スタートされる予定。なお、同シリーズでは平成12年に弟の堅田喜三久とともに「人間国宝二人会」も催された。平成9年度芸術選奨文部大臣賞受賞。翌10年度に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。2007年逝去。

収録情報

2004年9月7日アバコクリエイティブスタジオ

収録曲

1

長唄「島の千歳」

(15'21")

ながうた「しま・の・せんざい」

作詞:大槻如電 / 作曲:五世 杵屋勘五郎

芳村伊四郎 三味線今藤政太郎杵屋栄八郎 小鼓望月朴清

2

一調一管による「鼕々」

(08'00")

いっちょういっかんによる「とうとう」

作曲:望月朴清中川善雄即興

小鼓望月朴清 中川善雄

3

長唄「船弁慶」

(45'37")

ながうた「ふなべんけい」

能「船弁慶」より / 作曲:二世 杵屋勝三郎

杵屋巳紗鳳杵屋利光松永忠次郎杵屋巳之助 三味線今藤政太郎稀音家祐介松永忠一郎 上調子杵屋栄八郎 中川善雄 小鼓望月太三郎望月朴清 大鼓望月左武郎〈後シテより〉太鼓望月朴清

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