—能と花の二夜— 能「道成寺〜赤頭」
のう・と・はな・の・ふたや・のう「どうじょうじ〜あかがしら」
SPICA NOH-DÔJÔJI AKAGASHIRA
クレジット
◆能「道成寺〜赤頭」
前シテ(白拍子) 後シテ(蛇体):観世喜正
ワキ(道成寺住職):森常好
ワキツレ(従僧):舘田義博、森常太郎
アイ(能力):野村萬斎、高野和憲
笛:竹市学 小鼓:幸正昭 大鼓:亀井広忠 太鼓:金春國和
後見:永島忠侈、奥川恒治、遠藤喜久
地謡:五木田三郎、弘田裕一、駒瀬直也、中森貫太、遠藤和久、古河充
鐘後見:観世喜之、長沼範夫、佐久間二郎、小島英明、長山耕三
狂言鐘後見:石田幸雄、月崎晴夫、破石澄元、竹山悠樹
舞台美術:勅使河原茜
収録情報
2007年9月28、29日 札幌メディアパーク・スピカライブ公演
収録時間:本編94分、特典映像90分/片面・二層/MPEG 2/カラー/字幕:1. 日本語、2. English/STEREO/ドルビーデジタル/複製不能/レンタル禁止/16:9/マルチアングル/ビデオフォーマット:NTSC方式/リージョンコード:ALL
ご注意
このDVDのビデオフォーマットは日本、北米、カナダなどのNTSCビデオプレイヤー対応となります。ヨーロッパ、南米、中国のビデオプレイヤーはPAL 方式となりご覧頂けませんが、機種によってはNTSC方式でも視聴できます。パソコン内蔵のビデオプレイヤーならばすべて視聴可能です。リージョンコードはFREE(全世界対応版)です。
収録内容
1 |
能「道成寺〜赤頭」のう「どうじょうじ〜あかがしら」 Noh: Dôjôji - Akagashira (“Dôjôji - variant performance w/ red headpiece”)
Carrying the Bell Onstage かね・の・とうじょう |
||
---|---|---|---|
2 |
Entrance of the Buddhist Clergymen じゅうしょくたち・の・とうじょう |
||
3 |
Shirabyôshi's Entrance しらびょうし・の・とうじょう |
||
4 |
Shirabyôshi's Name Announcement しらびょうし・の・なのり |
||
5 |
Shirabyôshi's Dance (Costume Change) しらびょうし・の・まい(ものぎ) |
||
6 |
Shirabyôshi's "Disrupted Rhythm" Dance しらびょうし・の・まい(らんびょうし) |
||
7 |
<Multi Angle Part>Shirabyôshi's Dance (the "Rapid Dance") 〈まるちあんぐるぱーと〉しらびょうし・の・まい(きゅう・の・まい〜かね・いり) |
||
8 |
〈マルチアングルパート〉・能力の問答 <Multi Angle Part>Dialogue Between the Temple Servants 〈まるちあんぐるぱーと〉のうりょく・の・もんどう |
||
9 |
・住職の語り Head Priest's Narration じゅうしょく・の・かたり |
||
10 |
・住職たちの祈り Buddhist Clergymen's Incantation じゅうしょくたち・の・いのり |
||
11 |
・蛇体との戦い Battle with the Snake Demoness じゃたい・との・たたかい |
||
12 |
・鐘の退場 Removing the Bell from Stage かね・の・たいじょう |
||
13 |
特典映像とくてんえいぞう ・舞台挨拶(遠藤喜久、野村萬斎、勅使河原 茜) ぶたいあいさつ(えんどう・よしひさ、のむら・まんさい、てしがはら・あかね) |
||
14 |
・出演者インタビュー 観世喜正(道成寺について)/竹市 学、幸 正昭、亀井広忠、金春国和(囃子方)/観世喜之(鐘後見について)/永島忠侈(後見について)/野村萬斎(狂言鐘後見について) しゅつえんしゃいんたびゅー・かんぜ・よしまさ(どうじょうじについて)/たけいち・まなぶ、こう・まさあき、かめい・ひろただ、こんぱる・くにかず(はやしがた)/かんぜ・よしゆき(かねこうけんについて)/ながしま・ただし(こうけんについて)/のむら・まんさい(きょうげんかねこうけんについて) |
||
15 |
・舞台美術メーキング(対談:観世喜正、勅使河原 茜) ぶたいびじゅつめーきんぐ(たいだん:かんぜ・よしまさ、てしがはら・あかね) |
||
16 |
・能装束解説(解説:観世喜正) のうしょうぞくかいせつ(かいせつ:かんぜ・よしまさ) |
||
17 |
・作り物展(解説:観世喜正) つくりものてん(かいせつ:かんぜ・よしまさ) |
||
18 |
・会場いけばな展(草月会北海道支部 全作品) かいじょういけばなてん(そうげつかいほっかいどうしぶ・ぜんさくひん) |
||
19 |
・矢来能楽堂(紹介:観世喜正) やらいのうがくどう(しょうかい:かんぜ・よしまさ) |
||
time:0.35 s・
作品紹介
惜しまれつつ姿を消した円形劇場「札幌メディアパーク・スピカ」での能・狂言シリーズの最終上演は、「いけばな」とのコラボレーションによる「幽玄と花」の世界。
出演:観世喜正、野村萬斎、ほか
舞台美術:勅使河原 茜(いけばな草月流家元)
能「道成寺」は、旅僧・安珍(あんちん)に思いを寄せた清姫が蛇の姿になって、鐘に隠れた安珍を灼熱の恋心で焼き殺したといわれる「清姫伝説」が元になっています。能の技法の全てが凝縮された、心技体の全てが完成して初めて演ずることが許される大曲。
重さ100Kg近くもある鐘が落下して飛び込む「鐘入り」が有名ですが、「乱拍子(らんびょうし)」「急之舞(きゅうのまい)」へと続くシテと囃子方の真剣勝負も見どころの一つ。いけばな草月流家元・勅使河原茜による舞台美術も必見です。
字幕:日本語=謡(全文)、あらすじ、解説/English=synopsis, commentary
マルチアングルパート
企画・制作・著作:STVメディアフィールズ21
特別協力:社団法人観世九皐会、株式会社万作の会、財団法人草月会、札幌テレビ放送株式会社
協力:札幌能楽会、草月会北海道支部
Special Thanks:照井 武、秋元筇男、前田麻理子、札幌メディアパーク・スピカ
【出演者】
◆能「道成寺~赤頭」
前シテ(白拍子) 後シテ(蛇体):観世喜正
ワキ(道成寺住職):森 常好
ワキツレ(従僧):舘田義博、森常太郎
アイ(能力):野村萬斎、高野和憲
笛:竹市 学/小鼓:幸 正昭/大鼓:亀井広忠/太鼓:金春國和
後見:永島忠侈、奥川恒治、遠藤喜久
地謡:五木田三郎、弘田裕一、駒瀬直也、中森貫太、遠藤和久、古河 充
鐘後見:観世喜之、長沼範夫、佐久間二郎、小島英明、長山耕三
狂言鐘後見:石田幸雄、月崎晴夫、破石澄元、竹山悠樹
舞台美術:勅使河原 茜
観世喜正(かんぜ よしまさ)《シテ方観世流》
1970年生。三世観世喜之の長男。父に師事。全国各地はもとより海外での公演プロデュース、出演を数多く行うほか、謡曲CD、能公演DVDなど能楽公演・教材のソフト化にも積極的に取り組む。さらに能楽協会教育特別委員として国内外での指導、普及活動、公演、TV出演なども精力的に行う。大河ドラマ「功名が辻」「風林火山」能楽指導。
スピカ能狂言シリーズでは第一回よりプロデュースを手がけ、伝統を踏まえつつ「映像」「蝋燭」「現代アート」「いけばな」など様々な分野の一流アーティストたちとのコラボレーションで世界遺産・能楽の持つ舞台芸術の新たな可能性を世界へ向けて発信し大きな反響を呼んできた。(社)観世九皐会理事。法政大学客員教授。
野村萬斎(のむら まんさい)《狂言方和泉流》
1966年生。野村万作(人問国宝)の長男。3歳の時に「靭猿」で初舞台、88年「釣狐」、94年萬斎を襲名。狂言に留まらずシェイクスピア劇、ギリシャ悲劇、映画「乱」「陰陽師」、TVドラマなど幅広く活躍。「狂言ござる乃座」主宰。世田谷パブリックシアター芸術監督。99年芸術祭新人賞。03年芸術選奨文部大臣新人賞。05年紀伊国屋演劇賞。重要無形文化財総合指定(日本能楽会会員)
勅使河原 茜(てしがはら あかね)《舞台美術》
1960年生。いけばな草月流第三代家元で映画監督の勅使河原 宏の次女。2001年第四代家元継承。多様化する生活スタイルに相応しいいけばなの可能性を求め、さまざまな空間で作品を発表する傍ら、舞台美術、ジュエリーデザインなど多方面で活動を展開。また、子供のためのいけばな教室「茜ジュニアクラス」を開講し、いけばなを通じて子供の感性と自主性を育むことにも力を注いでいる。(財)草月会理事長