収録曲
Disc 1 | 洋楽渡来考 CD[1]第一部『サカラメンタ提要』(1605年[慶長10年]長崎印刷) | ||||
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《死者のため、とくに埋葬のための聖歌》
《ししゃ・の・ため、とくに・まいそう・の・ための・せいか》 | |||||
聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 男声 ソリスト:及川豊、望月寛之、山下晋平 指揮:橋本周子 | |||||
1 |
授けたまえ、神の聖人たち(03'39") さずけたまえ、かみ・の・せいじん・たち (R.Ⅳ)Subvenite Sancti Dei (『提要』239〜241頁。『渡来考』53〜54頁) |
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2 |
授けたまえ、神の聖人たち ── 神よ、われをあわれみたまえ(01'54") さずけたまえ、かみ・の・せいじん・たち ── かみよ、われ・を・あわれみたまえ (A.Ⅰ)Subvenite Sancti Dei--(P.Ⅰ)Miserere mei Deus (『提要』243〜244頁。『渡来考』57頁) |
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3 |
わが罪を思い出したまうな(03'45") わがつみ・を・おもいだしたまうな (R.Ⅵ)Ne recorderis peccata mea (『提要』251〜253頁。『渡来考』61〜62頁) |
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4 |
永劫の死より解き放ちたまえ(04'54") えいごう・の・し・より・ときはなちたまえ (R.Ⅰ)Libera me Domine de morte aeterna (『提要』254〜257頁。『渡来考』66〜67頁) |
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5 |
天使たちが楽園に ── 天使たちの合唱が(01'07") てんしたち・が・らくえん・に ── てんしたち・の・がっしょう・が (A.Ⅶ)In paradisum (『提要』258〜259頁。『渡来考』70頁) |
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6 |
われは甦りであり、生命である ── (カンティクム)ほめたたえよ、イスラエルの神である主を…(00'53") われ・は・よみがえり・であり、いのち・である ── (かんてぃくむ)ほめたたえよ、いすらえる・の・かみ・である・しゅ・を… (A.Ⅱ)Ego sum resurrectio et vita--(canticum)Benedictus Dominus (『提要』259〜260頁。『渡来考』73頁) |
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7 |
神よ、われを思い出したまえ(03'01") かみよ、われ・を・おもいだしたまえ (R.Ⅱ)Memento mei Deus (『提要』263〜265頁。『渡来考』77〜78頁) |
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8 |
われは信ず、わが贖い主は生きたまう(04'59") われ・は・しんず、わがあがないしゅ・は・いきたまう (R.Ⅷ)Credo quod Redemptor meus vivit (『提要』287〜290頁。『渡来考』82〜83頁) |
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9 |
墓よりラザロを甦らせし御方(04'04") はか・より・らざろ・を・よみがえらせし・おかた (R.Ⅳ)Qui Lazarum resuscitasti (『提要』291〜293頁。『渡来考』86〜87頁) |
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10 |
主よ、来りたまう時(04'15") しゅよ、きたりたまうとき (R.Ⅷ)Domine quando veneris (『提要』294〜296頁。『渡来考』91〜92頁) |
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11 |
地獄の道より解き放ちたまえ(04'05") じごく・の・みち・より・ときはなちたまえ (R.Ⅰ)Libera me Domine de viis inferni (『提要』297〜300頁。『渡来考』96〜97頁) |
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《高位聖職者の教会訪問のための聖歌》
《こういせいしょくしゃ・の・きょうかいほうもん・の・ための・せいか》 | |||||
聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 男声 ソリスト:及川豊、望月寛之、山下晋平 指揮:橋本周子 | |||||
12 |
司祭にして祭司 ── 見よ、大いなる司祭を(04'46") しさい・にして・さいし ── みよ、おおいなる・しさい・を (A.Ⅰ)Sacerdos et Pontifex--(R.Ⅷ)Ecce Sacerdos magnus (『提要』386〜388頁。『渡来考』101〜102頁) |
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13 |
かかる尊き秘跡を(01'27") かかる・とうとき・ひせき・を (H.Ⅴ)Tantum ergo Sacramentum (『提要』393〜394頁。『渡来考』114頁) |
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14 |
鹿が泉を求め(03'50") しか・が・いずみ・を・もとめ (R.Ⅷ)Sicut cervus desiderat (『提要』395〜398頁。『渡来考』118〜119頁) |
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15 |
来たれ、創造主なる聖霊よ(02'52") きたれ、そうぞうしゅ・なる・せいれい・よ (H.Ⅷ)Veni Creator Spiritus (『提要』398頁。『渡来考』121頁) |
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16 |
十字架の御しるしにより(00'55") じゅうじか・の・みしるし・により (A.Ⅳ)Per signum Crucis (『提要』400頁。『渡来考』123頁) |
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17 |
おお、天国の栄光は(00'57") おお、てんごく・の・えいこう・は (A.Ⅵ)O quam gloriosum (『提要』401頁。『渡来考』125頁) |
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Disc 2 | 洋楽渡来考 CD[2]第二部 東京国立博物館所蔵『キリシタン・マリア典礼書写本(耶蘇教写経)』 | ||||
《第1部分 聖マリアの連祷(リタニエ)》『写本』(冒頭2頁分欠落)Oa〜14頁
《だい1ぶぶん せいまりあ・の・れんとう(りたにえ)》『しゃほん』(ぼうとう2ぺーじぶんけつらく)Oa〜14ぺーじ | |||||
1 |
ロレトの連祷(13'18") ろれと・の・れんとう (L)Litaniae Lauretanae (『写本』Oa〜11頁。『渡来考』226〜227頁) |
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岩手県立不来方高等学校音楽部/指揮:松村玲子 | |||||
2 |
(祈願)祈りましょう、恵みと栄光ある(00'47") (きがん)いのりましょう、めぐみ・と・えいこうある Oremus. Beatae et gloriosae (『写本』12〜14頁。『渡来考』236〜237頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 祈願:生熊秀夫(イエズス会師) | |||||
《第2部分 聖マリアの晩課(ヴェスベレ)》『写本』15〜76頁
《だい2ぶぶん せいまりあ・の・ばんか(ゔぇすべれ)》『しゃほん』15〜76ぺーじ | |||||
3 |
神よ、わたしを援けようと(00'54") かみよ、わたし・を・たすけようと Deus in adjutorium (『写本』15〜17頁。『渡来考』242頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 祈願:生熊秀夫(イエズス会師) | |||||
4 |
王が宴におられる間/わが主に賜った主の御言葉(詩篇109[現行聖書110])/王が宴におられる間(03'31") おう・が・うたげ・に・おられるあいだ/わがしゅに・たまわった・しゅ・の・みことば/おう・が・うたげ・に・おられるあいだ (A.Ⅲ)Dum esset rex/(P)Dixit Dominus/(A)Dum esset rex (『写本』19〜24頁〜00b。『渡来考』246頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
5 |
その左手は/主の僕らよ、主を賛美せよ(詩篇112[113])/その左手は(03'06") そのひだりて・は/しゅ・の・ぼくらよ、しゅ・を・さんび・せよ(しへん112[113])/そのひだりて・は (A.Ⅳ)Laeva ejus/(P)Laudate pueri Dominus/(A)Laeva ejus (『写本』25〜31頁。『渡来考』254頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
6 |
わたしは黒いが美しい/主の家に行こうと(詩篇121[122])/わたしは黒いが美しい(03'47") わたし・は・くろい・が・うつくしい/しゅ・の・いえ・に・いこうと(しへん121[122])/わたし・は・・くろい・が・うつくしい (A.Ⅲ)Nigra sum/(P)Laetatus sum/(A)Nigra sum (『写本』31〜38頁。『渡来考』261頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
7 |
冬はすでに去り/主御自身が建ててくださるのでなければ(詩篇126[127])/冬はすでに去り(02'58") ふゆ・は・すでに・さり/しゅごじしん・が・たててくださるのでなければ(しへん126[127])/ふゆ・は・すでに・さり (A.Ⅲ)Jam hiems/(P)Nisi Dominus/(A)Jam hiems (『写本』39〜44頁。『渡来考』270頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
8 |
あなたは美しい/エルサルムよ、主をほめたたえよ(詩篇147[147、12〜20])(03'32") あなた・は・うつくしい/えるされむよ、しゅ・を・ほめたたえよ(しへん147[147、12〜20]) (A.Ⅳ)Speciosa facta es/(P)Lauda Jerusalem Dominum (『写本』45〜51頁。『渡来考』276頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
9 |
小句(カピトゥルム)わたしは始めから(00'28") しょうく(かぴとぅるむ)わたし・は・はじめから Ab initio (『写本』52〜53頁。『渡来考』282〜283頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
10 |
めでたし海の星/あなたの唇には(04'08") めでたし・うみ・の・ほし/あなた・の・くちびる・には (H.Ⅰ)Ave maris stella/(A)Diffusa est (『写本』53〜58頁。『渡来考』285頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
11 |
幸いなる御母/わたしの魂は主をあがめ/幸いなる御母(03'59") さいわいなる・みはは/わたし・の・たましい・は・しゅ・を・あがめ/さいわいなる・みはは (A.Ⅱ)Besta Mater/(C)Magnificat anima mea Dominum/(A)Besta Mater (『写本』58〜66頁。『渡来考』292頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
12 |
(祈願)祈りましょう、あなたに仕える者を(00'42") (きがん)いのりましょう、あなた・に・つかえるもの・を Oremus. Concedo nos (『写本』66〜68頁。『渡来考』299〜300頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 祈願:生熊秀夫(イエズス会師) | |||||
13 |
主の諸聖人たちよ(00'33") しゅ・の・しょせいじんたち・よ (A.Ⅶ)Sancti Dei omnes (『写本』69〜71頁。『渡来考』302頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
14 |
(祈願)祈りましょう、あなたの民を(01'33") (きがん)いのりましょう、あなた・の・たみ・を Oremus. Protege. Domine (『写本』71〜76頁。『渡来考』303〜306頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 祈願:生熊秀夫(イエズス会師) | |||||
《第3部分 聖マリアの終課(コンプレトリウム)》『写本』77〜92頁
《だい3ぶぶん せいまりあ・の・しゅうか(こんぷれとりうむ)》『しゃほん』77〜92ぺーじ | |||||
15 |
わたしたちを立ち返らせてください(01'06") わたしたち・を・たちかえらせてください Converte nos (『写本』77〜78頁。『渡来考』308頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 祈願:生熊秀夫(イエズス会師) | |||||
16 |
彼らはわたしを苦しめ続けた(詩篇128[129])(02'30") かれら・は・わたし・を・くるしめつづけた(しへん128[129]) (P.Ⅷ)Saepe expugnaverunt (『写本』79〜84頁。『渡来考』311頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
17 |
深い淵の底から(詩篇129[130])(02'40") ふかいふち・の・そこ・から(しへん129[130]) (P.Ⅳ)De profundis clamavi (『写本』84〜89頁。『渡来考』316頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
18 |
主よ、わたしの心は驕っていません(詩篇130[131])(01'57") しゅよ、わたし・の・こころ・は・おごっていません(しへん130[131]) (P.Ⅰ)Domine non est exaltatum (『写本』84〜92頁。『渡来考』320頁) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
19 |
思い出したまえ、救いの主よ(01'51") おもいだしたまえ、すくい・の・ぬし・よ (H.Ⅷ)Memento salutis auctor (『写本』92頁。『渡来考』324頁楽譜A) |
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聖グレゴリオの家 聖歌隊(カペラ・グレゴリアーナ) 女声/指揮:橋本周子 | |||||
Disc 3 | 洋楽渡来考 CD[3]第三部 生月島の「かくれキリシタン」の「オラショ」 | ||||
《第1部分 生月島山田集落の「オラショ」》
《だい1ぶぶん いきつきしまやまだしゅうらく・の「おらしょ」》 | |||||
[オラショ唱和]生月島のかくれキリシタンの皆さん(山田集落) | |||||
1 |
れにびすかれす ── だだんやす(02'39") れにびすかれす ── だだんやす |
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2 |
でうすぱあてろ/天にまします/がらっさ/誠の信じ奉る/憐れみの御母(02'28")
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3 |
十のまだめんと/さんたいけれんじゃのなだめんと/根本七悪/七悪に向かう七つの善/さんたいれんじゃのさからめんと/慈悲の所作/びわべんちらんさ/万事かないたもう(03'59") じゅう・の・まだめんと/さんたいけれんじゃ・の・なだめんと/こんぽんしちあく/しちあく・に・むかう・ななつ・の・ぜん/さんたいれんじゃ・の・さからめんと/じひ・の・しょさ/びわべんちらんさ/ばんじかないたもう |
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4 |
みじりめん(01'41") みじりめん |
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5 |
御からだまき/きりやれんず/ぱちりのちり/あめまりや/えめてすべりと(04'00") みからだまき/きりやれんず/ぱちりのちり/あめまりや/えめてすべりと |
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6 |
十五の観念(02'37") じゅうご・の・かんねん |
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7 |
おやをもって申す(01'08") おや・を・もって・もうす |
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8 |
七度の観念/十一ヶ条(11'47") しちど・の・かんねん/じゅういちかじょう |
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9 |
ぱらいぞ(00'36") ぱらいぞ |
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10 |
だおだで/のじゅみすてり/まにへか/べれんつす(02'21") だおだで/のじゅみすてり/まにへか/べれんつす |
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11 |
歌オラショ《ぐるりよざ》(02'58") うたおらしょ《ぐるりよざ》 |
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12 |
《さん・じゅいあん様の歌》(01'38") 《さん・じゅあんさま・の・うた》 |
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13 |
《だんじく様(じごく様)の歌》(01'47") 《だんじくさま(じごくさま)の・うた》 |
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《第2部分 生月島壱部集落の「ゴショウ」および「オラショ」》
《だい2ぶぶん いきつきしまいちぶしゅうらく・の「ごしょう」および「おらしょ」》 | |||||
[オラショ唱和]生月島のかくれキリシタンの皆さん(壱部集落) | |||||
14 |
申し上げ(00'37") もうしあげ |
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15 |
でうすぱいてろ/万事かないたもう/れれにめれすかあれす ── うらうらのべす(02'34") でうすぱいてろ/ばんじ・かないたもう/れれにめれすかあれす ── うらうらのべす |
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16 |
でうすぱいてろ/天にまします/がらっさ/けれどさるべれじな(02'04") でうすぱいてろ/てん・に・まします/がらっさ/けれどさるべれじな |
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17 |
十のまだめんと/さんたえけれんじゃのまだめんと/根本七悪/七悪に向かう七つの善/さんたえけれんじゃのさからめんと/慈悲の所作/べらべらんつらんさ/万事かないたもう(02'55") じゅう・の・まだめんと/さんたえけれんじゃ・の・まだめんと/こんぽんしちあく/しちあく・に・むかう・ななつ・の・ぜん/さんたえけれんじゃ・の・さからめんと/じひ・の・しょさ/べらべらんつらんさ/ばんじ・かないたもう |
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18 |
みぜれめん(01'15") みぜれめん |
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19 |
御からだまき(00'51") みからだまき |
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20 |
きりやれんず/ぱちりのちり/あめまりや(01'02") きりやれんず/ぱちりのちり/あめまりや |
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21 |
歌オラショ《らおだて》/歌オラショ《なじょう》/歌オラショ《ぐるりよざ》(08'19") うたおらしょ《らおだて》/うたおらしょ《なじょう》/うたおらしょ《ぐるりよざ》 |
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22 |
たっときは八日の七夜の/ぱらいぞのひらき/でうすぱいてろ/申し上げ(01'39") たっとき・は・ようか・の・しちや・の/ぱらいぞ・の・ひらき/でうす・ぱいてろ/もうしあげ |
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《第3部分 生月島堺目集落の「歌オラショ」》
《だい3ぶぶん いきつきしまさかいめしゅうらく・の「うたおらしょ」》 | |||||
[オラショ唱和]生月島のかくれキリシタンの皆さん(堺目集落) | |||||
23 |
歌オラショ《らおだて》/歌オラショ《なじょう》/歌オラショ《ぐるりおざ》(05'03") うたおらしょ《らおだて》/うたおらしょ《なじょう》/うたおらしょ《ぐるりおざ》 |
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《第4部分 生月島の「歌オラショ」の原曲と比定されたラテン語聖歌》
《だい4ぶぶん いきつきしま「うたおらしょ」の・げんきょく・と・ひていされた・らてんごせいか》 | |||||
[ラテン語聖歌演奏]中世音楽合唱団/指揮:片山みゆき | |||||
24 |
《Laudate Dominum すべての国よ、主を賛美せよ》(01'13") 《すべて・の・くに・よ、しゅ・を・さんび・せよ》 |
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25 |
《Nunc dimittis 今こそ御言葉にしたがい》(01'21") 《いまこそ・みことば・に・したがい》 |
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26 |
《O gloriosa Domina 栄えある聖母よ》(02'29") 《さかえある・せいぼ・よ》 |
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Disc 4 | 洋楽渡来考 DVD オラショ〜生月島のかくれキリシタン〜 | ||||
1 |
長崎県平戸市生月島の光景ながさきけんひらどしいきつきしま・の・こうけい |
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出演:長崎県平戸市生月島の「かくれキリシタン」の皆さん | |||||
壱部集落室内での
いちぶしゅうらくしつない・での | |||||
出演:長崎県平戸市生月島の「かくれキリシタン」の皆さん | |||||
2 |
「オマブリ(紙の十字架)」切り「おまぶり(かみ・の・じゅうじか)」ぎり |
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3 |
「オラショ(ゴショウ)」「おらしょ(ごしょう)」 |
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霊地中江の島での「風止めの願立て」
れいちなかえのしまでの「かぜとめ・の・ねがいだて」 | |||||
出演:長崎県平戸市生月島の「かくれキリシタン」の皆さん | |||||
4 |
:船で中江ノ島に向かう:ふね・で・なかえのしま・に・むかう |
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5 |
:お水取り:おみずとり |
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6 |
:オラショ(「だだんやす」〜「えめてすべりと」):おらしょ(「だだんやす」〜「えめてすべりと」) |
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7 |
:オラショ(「だおだて」〜「ぐるりよざ」):おらしょ(「だおだて」〜「ぐるりよざ」) |
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山田集落室内での
やまだしゅうらくしつない・での | |||||
出演:長崎県平戸市生月島の「かくれキリシタン」の皆さん | |||||
8 |
「歌オラショ」:「ぐるりよざ」/「さん・じゅあん様の歌」/「だんじく様(じごく様)の歌」「うたおらしょ」:「ぐるりよざ」/「さん・じゅあんさま・の・うた」/「だんじくさま(じごくさま)の・うた」 |
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壱部集落室内での「六ヶ所寄り」
いちぶしゅうらくしつない・での「ろっかしょより」 | |||||
出演:長崎県平戸市生月島の「かくれキリシタン」の皆さん | |||||
9 |
:「オマブリ(紙の十字架)」切り:「オマブリ(かみ・の・じゅうじか)」ぎり |
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10 |
:「野祓い」出発:「のばらい」しゅっぱつ |
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11 |
:「オラショ(ゴショウ)」:「おらしょ(ごしょう)」 |
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12 |
屋外での「野祓い」、室内に戻り「オラショ(ゴショウ)」を唱えるやがい・での「のばらい」、しつない・に・もどり「おらしょ(ごしょう)」を・となえる |
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出演:長崎県平戸市生月島の「かくれキリシタン」の皆さん | |||||
13 |
壱部集落室内での「六ヶ所寄り」後の食事いちぶしゅうらくしつない・での「ろっかしょより」あと・の・しょくじ |
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出演:長崎県平戸市生月島の「かくれキリシタン」の皆さん | |||||
14 |
生月島の光景いきつきしま・の・こうけい 「棚田」「南の一のハエ」「塩俵断崖」「鞍馬鼻」「山田カトリック教会」と「霊地 中江ノ島遠景」 |
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出演:長崎県平戸市生月島の「かくれキリシタン」の皆さん |
time:0.34 s・
作品紹介
皆川達夫氏の大著『洋楽渡来考――キリシタン音楽の栄光と挫折』(日本キリスト教団出版局、2004年11月25日刊行)は、日本における西洋音楽の受容を、歴史資料の分析によって実証的に検証した記念碑的研究として大きな注目を集めました。本作は、同著を実際の音(CD3枚)と映像(DVD1枚)によって補完するものです。72ページの別冊解説書つきです。
皆川氏の研究対象となっているのは、キリシタン禁教令による過酷な弾圧をかいくぐって現代に伝えられた、以下の三つの歴史資料です。
(1)日本で印刷・出版された現存最古の西洋音楽の楽譜である「サカラメンタ提要」(1605年、長崎で印刷)
(2)東京国立博物館所蔵の変体仮名で書き留められた聖務日課のラテン語歌詞である「キリシタン・マリア典礼書写本(耶蘇教写経)」
(3)長崎生月島(いきつきしま)で400年間ひそかに歌い継がれてきたカトリック聖歌「オラショ」
これらの資料の実際は、書物として読まれるものではなく、いずれも声で表現されるものです。本作『CD&DVD版 洋楽渡来考』では、上記資料を「音」と「映像」によって収録しています。収録・掲載内容は、『洋楽渡来考』の著者皆川達夫氏の監修によって構成されています。
以前、同じく皆川達夫氏の企画・構成で制作されたレコード/CD『洋楽事始』が、東芝EMI株式会社から発売されていました(収録内容=「サカラメンタ提要」[録音:1976年3月、長崎市大浦天主堂]/「隠れキリシタンのオラショ」[録音:1953・75年、長崎県生月島]/「隠れキリシタンの歌オラショ」[録音:1951・1953・1954・1975年、長崎県生月島で]/「グレゴリオ聖歌」[録音:1976年、石橋メモリアルホール])。本作は、CD3の第23トラックのみEMI音源を使用していますが、その他はすべて別音源となります。
<録音データ>
CD1、CD2[2]~[19]:2005年8月6日、東京都東久留米市、聖グレゴリオの家聖堂
CD2[1]:2005年3月25日、盛岡市民文化ホール小ホール
CD3[1]~[22]:1980年4月12日、長崎県北松浦郡(現・平戸市)生月町
CD3[23]:1975年、生月町
CD3[24]~[26]:2005年6月28日、ビクター青山スタジオ
DVD:1990年、1992年、生月町にて撮影収録
音源提供:財団法人基督教視聴覚センター(AVACO)/東芝EMI株式会社
映像提供:オクト・オフィス[演出:岩佐寿弥、編集:福冨哲雄]/財団法人基督教視聴覚センター(AVACO)
写真・図版提供/協力:日本キリスト教団出版局
<関連書籍>
皆川達夫 著『洋楽渡来考――キリシタン音楽の栄光と挫折』
A5判・642頁・18,900円(本体18,000円)
ISBN4-8184-0531-0 C3073
発行元:日本キリスト教団出版局(http://www.bp.uccj.or.jp)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18
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