奄美しまうたの神髄/武下和平 東節の心 (2枚組)
あまみしまうた・の・しんずい/たけした・かずひら ひぎゃぶし・の・こころ
たけした・かずひら
VZCG-8451 〜 8452 (CD) 3,143円(本体 2,857円)
発売日: 2010年8月25日 / ジャンル: 島唄
クレジット
うた・三味線:武下和平 はやし:武下かおり
[Disc-1](14)[Disc-2](12)〜(14) はやし:冨内純子
[Disc-1](12)(14)[Disc-2](12)〜(14) 太鼓:日高三郎
[Disc-1](14)[Disc-2](12)〜(14) 指笛(ハト):東京奄美会会員
収録情報
2006(平成18)年7月12日、13日紀尾井小ホールにてライブ収録
収録曲
Disc 1 | 東節(ひぎゃぶし)の心(一) | |||
---|---|---|---|---|
1 |
朝ばな節(03'29") あさばなぶし |
|||
2 |
俊良主節(03'01") しゅんりょしゅぶし |
|||
3 |
くるだんど節(04'22") くるだんどぶし |
|||
4 |
野茶坊節(03'44") やちゃぼうぶし |
|||
5 |
長雲節(05'00") ながくもぶし |
|||
6 |
まんこい節(04'26") まんこいぶし |
|||
7 |
長朝ばな節(03'38") ながあさばなぶし |
|||
8 |
芦花部一番節(05'20") あしけぃぶいちばんぶし |
|||
9 |
塩道長浜節(05'15") しゅみちながはまぶし |
|||
10 |
花染節(04'38") はなずむぃぶし |
|||
11 |
今ぬ風雲節(03'47") いまぬかじゃくもぶし |
|||
12 |
豊年節(02'58") ほうねんぶし |
|||
13 |
諸鈍長浜節(04'00") しゅどぅんながはまぶし |
|||
14 |
いとう(仕事唄)(04'20") いとう(しごとうた) |
|||
Disc 2 | 東節(ひぎゃぶし)の心(二) | |||
1 |
ほこらしゃ節(03'12") ほこらしゃぶし |
|||
2 |
よいすら節(03'41") よいすらぶし |
|||
3 |
しゅんかねぃ節(03'21") しゅんかねぃぶし |
|||
4 |
むちゃ加那節(07'35") むちゃかなぶし |
|||
5 |
嘉徳なぶぃ加那節(04'15") かどこなぶぃかなぶし |
|||
6 |
とぅらさん長峯節(03'30") とぅらさんながねぃぶし |
|||
7 |
朝別れ節(04'06") あさわかれぶし |
|||
8 |
すばやど節(02'49") すばやどぶし |
|||
9 |
長雨きりゃがり節(03'28") ながむぃきりゃがりぶし |
|||
10 |
徳之島節(犬田布節)(03'57") とくのしまぶし(いんたぶぶし) |
|||
11 |
かんてぃむぃ節(05'40") かんてぃむぃぶし |
|||
12 |
東れ立ち雲節(03'27") あがれたちぐもぶし |
|||
13 |
一切朝ばな節(03'50") ちゅっきゃりあさばなぶし |
|||
14 |
六調(05'20") ろくちょう |
|||
time:0.48 s・
作品紹介
《百年に一人の唄者(うたしゃ)》 武下和平!
満場の観衆を前に行われた東京公演(第22回<東京の夏>音楽祭2006)、東節(ひぎゃぶし)の魅力を現代によみがえらせた、渾身の舞台を余すことなくライブ収録した2枚組CD。「奄美しまうた」のベスト28曲がここに!
収録時間(CD1:59分08秒、CD2:59分22秒)
●しまうたは、本来「歌遊び」として知られるようにいろいろな歌詞で歌われますが、このCDでは、「朝ばな節」「俊良主節」「くるだんど節」「花染節」などをはじめ、元唄といわれている歌詞を数多く取り上げています。
●また、このCDでは全体の構成も注目すべき特色のひとつです。挨拶歌「朝ばな節」に始まり、「俊良主節」「くるだんど」と続き、説話に基づく様々な名曲を配した上で、再会を願う挨拶歌「一切朝ばな節」、踊り歌「六調」で締めくくるという、奄美しまうた東節(瀬戸内町)のしきたりどおりの構成となっています。
●本CDは、DVD『奄美しまうたの心/武下和平の芸術』収録時のデジタル音源を元に最新マスタリングによってCD化したもので、一段と臨場感にあふれた高音質でお聴きいただけます。
●ブックレットには、「奄美しまうた」の歴史、琉歌との違いや共通性についてのわかりやすい解説の他、全歌詞、各曲の解説、演奏者紹介を掲載(本文40ページ)。
●解説:豊島澄雄(奄美しまうた研究家)
「東節(ひぎゃぶし)」とは?
東節(ひぎゃぶし)とは、裏声を駆使した流麗な歌声、華やかな三味線の撥さばきを特長とする、奄美大島南部で代々歌い継がれてきたしまうたのこと。
東(ひぎゃ)とは、もともと大島郡旧東方村を指す言葉であったが、いつの頃からか南部大島一帯を指して使われるようになった。すなわち、現在の瀬戸内町(旧東方・西方・実久・鎮西)で、代々歌い継がれてきたのが東節(ひぎゃぶし)である。
関連商品
『奄美しまうたの心/武下和平の芸術(上)』 DVD:VZBG-21
『奄美しまうたの心/武下和平の芸術(下)』 DVD:VZBG-22
[録音データ]
アリオン音楽財団主催《第22回東京の夏音楽祭2006》
2006年7月12日、13日。紀尾井小ホール
武下和平(たけした かずひら) 略歴
昭和8年、奄美大島の瀬戸内町諸数生まれ。父の源栄も唄者として知られ、生まれたときからしまうたに馴染んで育った。父の従兄弟にあたる福島幸義に手ほどきを受け、青年時代は働きながら奄美民謡を研究した。奄美しまうたの収集家として著名な山田米三に天分を見出され、昭和36年に文部省主催の芸術祭民俗芸能大会、昭和39年には名古屋で労音主催の日本民謡大会に出演。以降、数多くの公演、テレビ出演、レコード等により一躍有名となり、「奄美民謡武下流」を打ち立てる。現在は兵庫県尼崎市在住。奄美民謡界「百年に一人の唄者(うたしゃ)」と称され、多くのしまうたファンを魅了し続けている。相方をつとめる長女の武下かおりとともに全国で公演活動を続けるかたわら、後進の指導にも力を注いでいる。