lift off — 福原徹の笛 (2枚組)
りふと・おふ — ふくはら・とおる・の・ふえ
ふくはら・とおる
VZCG-8419 〜 8420 (CD) 5,238円(本体 4,762円)
収録曲
Disc 1 | |||||
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1 |
うた(05'22") うた |
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作曲:福原徹 篠笛:福原徹 [録音] 2008年9月22日 小美玉市四季文化館みの〜れ大ホール | |||||
duo 01
でゅお01 | |||||
作曲:福原徹 笛:福原徹 太棹三味線:鶴澤津賀寿 [録音] 2008年9月22日 小美玉市四季文化館みの〜れ大ホール | |||||
2 |
Ⅰ(02'13") 1 |
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3 |
Ⅱ(03'02") 2 |
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4 |
Ⅲ(02'17") 3 |
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5 |
Ⅳ(03'44") 4 |
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6 |
塗膜の花(05'11") とまく・の・はな |
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作曲:福原徹 篠笛:福原徹 [録音] 2008年9月22日 小美玉市四季文化館みの〜れ大ホール | |||||
7 |
無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番より ラルゴ(04'19") むばんそうゔぁいおりんそなた・だいさんばん・より らるご |
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作曲:J.S.バッハ 篠笛:福原徹 [録音] 2008年9月22日 小美玉市四季文化館みの〜れ大ホール | |||||
8 |
長い旅(07'52") ながい・たび |
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作曲:福原徹 笛:福原徹、福原徹彦 [録音] 2008年8月20日 アバコ・クリエイティブ・スタジオ301 | |||||
千の太陽、万の扉
せん・の・たいよう、まん・の・とびら | |||||
作曲:福原徹 笛:福原徹、福原徹彦、福原寛 小鼓:藤舎円秀、梅屋雅一 大鼓:藤舎清之、望月太津之 [録音] 2008年8月20日 アバコ・クリエイティブ・スタジオ301 | |||||
9 |
一、千の太陽(03'33") いち、せん・の・たいよう |
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10 |
二、月を見上げる(05'13") に、つき・を・みあげる |
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11 |
三、星々の間(04'06") さん、ほしぼし・の・あいだ |
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12 |
四、地球(03'04") よん、ちきゅう |
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13 |
五、万の扉(03'57") ご、まん・の・とびら |
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14 |
トキ(05'31") とき |
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作曲:福原徹 篠笛:福原徹 [録音] 2008年9月22日 小美玉市四季文化館みの〜れ大ホール | |||||
Disc 2 | |||||
1 |
ゴルトベルク変奏曲より アリア(03'48") ごるとべるく・へんそうきょく・より ありあ |
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作曲:J.S.バッハ / 編曲:福原徹 篠笛:福原徹 チェンバロ:中川俊郎 [録音] 2008年8月21日 タカギクラヴィア松涛サロン | |||||
2 |
Dona nobis pacem(ドナ・ノビス・パーチェム)(08'32") どな・のびす・ぱーちぇむ |
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作曲:福原徹 笛:福原徹 合唱:NHK東京児童合唱団(合唱指揮:金田典子) [録音] 2009年11月19日 ビクター301スタジオ | |||||
3 |
見もせぬ人や花の友(03'38") みもせぬ・ひと・や・はな・の・とも |
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作曲:福原徹 篠笛:福原徹 [録音] 2008年9月22日 小美玉市四季文化館みの〜れ大ホール | |||||
4 |
白い月(07'25") しろい・つき |
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作曲:福原徹 篠笛:福原徹 小鼓:藤舎円秀 [録音] 2008年8月20日 アバコ・クリエイティブ・スタジオ301 | |||||
5 |
イサクとリベカ(04'45") いさく・と・りべか |
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作曲:福原徹 能管:福原徹 [録音] 2008年9月22日 小美玉市四季文化館みの〜れ大ホール | |||||
6 |
ブランデンブルク協奏曲 第1番より トリオ(02'27") ぶらんでんぶるく・きょうそうきょくだいいちばん・より とりお |
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作曲:J.S.バッハ / 編曲:福原徹 篠笛:福原徹 チェンバロ:中川俊郎 [録音] 2008年8月21日 タカギクラヴィア松涛サロン | |||||
国境を越えて
こっきょう・を・こえて | |||||
作曲:福原徹 笛:福原徹 ピアノ:中川俊郎 [録音] 2008年9月22日 小美玉市四季文化館みの〜れ大ホール | |||||
7 |
Ⅰ. 国境線(03'24") 1・こっきょう・せん |
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8 |
Ⅱ. 雲霞の如き(04'56") 2・うんか・の・ごとき |
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9 |
Ⅲ. 廃墟を進む杖(03'26") 3・はいきょ・を・すすむ・つえ |
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10 |
Ⅳ. 海峡(02'39") 4・かいきょう |
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11 |
Ⅴ. 最後の楽園(04'21") 5・さいご・の・らくえん |
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time:0.33 s・
作品紹介
2007年に発表した前作CD『徹の笛――「第3回福原徹演奏会より」』(VZCG-638)に続いて、今回もバッハを大きく取り上げて自作と交互に演奏しています。
各種邦楽分野の名手との共演に留まらず、今回もまた前作に続いて畏友・中川俊郎(作曲家・ピアニスト)がチェンバロとピアノで参加。またNHK児童合唱団は、福原徹がかつて同団を代表するボーイソプラノとして活躍した合唱団でもあります。自身とゆかりのある共演者陣との「間」、邦楽とクラシックの「間」を歩む福原徹の音楽表現は、現代と真摯に対峙しつつ、単なる邦楽風のクラシックではなく、また洋楽(フュージョン)風に演じる邦楽でもない、哀惜と情緒を丹念に描き出した瞑想的な気分と謙虚な祈りの声にあふれ、宇宙への畏怖を感じさせる独自の世界を築き上げています。
(ライナーノーツ:蓬萊泰三「闇 光明 祈り」より)
<ライナーノーツ>
小沼純一「福原徹――笛の間と魔」
蓬萊泰三「闇 光明 祈り」(含曲目解説)
録音:2008年8月20日 アバコ301スタジオ、2008年8月21日 タカギクラヴィア松涛サロン、2008年9月22日 みの~れ大ホール、2009年11月19日 ビクター301スタジオ
福原 徹(ふくはら とおる) プロフィール
1961年東京生まれ。四世宗家寶山左衛門(人間国宝 六世福原百之助)に入門、福原徹の名を許される。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。
邦楽囃子笛方として、長唄など古典を中心とした演奏活動を続けると共に、創作や新しい形の演奏会の企画等にも取り組み、2001年第1回演奏会「徹の笛」を開催、平成13年度文化庁芸術祭大賞を受賞。2002年-2003年新作連続演奏会「徹の笛 in MUSICASA」連続六回開催。2004年第2回「徹の笛」開催。2006年第3回「徹の笛」開催(ライヴ録音CD「徹の笛」[日本伝統文化振興財団 VZCG-638])。近年は自作品のCD化にも力を注いでいる。
また、後進の指導や普及活動にも携わり、清泉女子大学、静岡県立高校の講師を歴任、2007年東京藝術大学非常勤講師に就任。NHK文化センター等でも指導にあたっている。長唄協会会員、創邦21同人。著書『やさしく学べる笛教本』(汐文社)