春の海水の変態 安藤政輝 宮城道雄を弾く

はる・の・うみみず・の・へんたい あんどう・まさてる みやぎ・みちお・を・ひく

安藤政輝

あんどう・まさてる

VZCG-708 (CD) 3,300円(本体 3,000円)

発売日: 2009年4月22日 / ジャンル: 箏曲


▼曲目一覧

作品紹介

安藤政輝、全パート独演・多重録音による宮城道雄作品集

宮城道雄作品演奏の第一人者である安藤政輝が、今日まで重ねて来た宮城曲演奏研究の成果を世に問う作品。生の舞台ではあり得ない、全パート独演、多重録音によるアルバムです。

弊財団から発売した3枚のアルバム(『安藤政輝 箏の世界1、2、3』VZCG-613、655、659)はすべて古典曲によるものでしたが、本作品は安藤政輝自身初の宮城道雄作品演奏集です。宮城作品の中でもとりわけ広く親しまれている「春の海(箏・胡弓)」(箏と尺八の合奏で親しまれていますが、本作品では箏と胡弓での収録)、「さくら変奏曲(第1箏、第2箏、十七弦)」、「さらし風手事(箏高音、箏低音)」、「瀬音(箏、十七弦)」、「水の変態(歌、第1箏、第2箏)」のすべてのパートを安藤政輝の演奏、多重録音で収録いたしました。

多重録音では、通常の合奏録音では得られない音響的メリットがあります。合奏録音を行う場合、マイクロフォンに他の楽器の音がかぶってしまうため、それぞれの音色やニュアンスを個々に理想的に収録することは難しいのですが、本録音では、極めてクリアな音質でそれぞれの楽器を収録することが実現出来ました。

宮城道雄作品に注がれる、安藤氏の熱意を、本アルバムからお聴き取り頂きたいと思います。

安藤政輝(あんどう まさてる)
宮城道雄・宮城喜代子・宮城数江に師事。宮城会第1回コンクール第1位。東京藝術大学大学院博士課程修了。日本で初めての音楽家による博士(学術博士)として日本音響学会、国際音響学会、音楽教育国際会議、日本音楽教育学会等において論文発表および演奏・講演等。(英)ケンブリッジ大学サマースクール、(米)アーラム大学における教授活動の他、カーネギーホール、ムジークフェライン、サラエボ国際ウインターフェスティバルにおける演奏など海外でも活動。1972年より現在までに27回のリサイタルを開催。1990年からは「宮城道雄全作品連続演奏会」を開始、継続中。2012年3月東京藝術大学教授を退任。輝箏会・箏グループかがやき主宰。

ホームページ
http://www.h2.dion.ne.jp/~masando/

収録曲

1

春の海

はる・の・うみ

作曲:宮城道雄

安藤政輝 胡弓安藤政輝

2

さくら変奏曲

さくら・へんそうきょく

作曲:宮城道雄

第一箏安藤政輝 第二箏安藤政輝 十七弦安藤政輝

3

さらし風手事

さらしふう・てごと

作曲:宮城道雄

箏高音安藤政輝 箏低音安藤政輝

4

瀬音

せおと

作曲:宮城道雄

安藤政輝 十七弦安藤政輝

5

水の変態

みず・の・へんたい

高等小学読本より / 作曲:宮城道雄

歌・箏本手安藤政輝 箏替手安藤政輝

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