C.ドビュッシー 前奏曲集 第2巻/江戸京子
くろーど・どびゅっしー・ぜんそうきょくしゅう・だい2かん/えど・きょうこ
Claude Debussy Préludes, Deuxième Livre/Kyoko Edo
えど・きょうこ
VZCC-96 (CD) 3,143円(本体 2,857円)
クレジット
ピアノ:江戸京子
収録情報
2009年〜10年 岩手県久慈市アンバーホールにて収録
収録曲
1 |
霧(02'26") きり Brouillards |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
2 |
枯葉(01'52") かれは Feuilles mortes |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
3 |
ヴィーノの門(02'50") ゔぃーの・の・もん La pueta del Viño |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
4 |
妖精たちはあでやかな踊り子(02'53") ようせいたち・は・あでやかな・おどりこ Les fées sont d'exquises danseuses |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
5 |
ヒースの荒野(02'11") ひーす・の・こうや Bruyères |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
6 |
奇人ラヴィーヌ将軍(02'32") きじん・らゔぃーぬ・しょうぐん Général Lavine eccentric |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
7 |
月の光が降り注ぐテラス(02'37") つき・の・ひかり・が・ふりそそぐ・てらす La terrasse des audiences au clair de lune |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
8 |
水の精(03'07") みず・の・せい Ondine |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
9 |
ピクウィック卿を讃えて(01'49") ぴくうぃっくきょう・を・たたえて Hommage à S. Pick Wick |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
10 |
カノープ(01'33") かのーぷ Canope |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
11 |
交代する三度(02'35") こうたいする・さんど Les tierces alternées |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy | |||
12 |
花火(04'16") はなび Feux d'artifice |
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作曲:C.ドビュッシー Claude Debussy |
time:0.28 s・
作品紹介
半世紀以上にわたり音楽文化の発展に寄与し続けてきた「行動するピアニスト」、江戸京子。1955年パリ国立音楽院留学以来、自身の音楽の原点とするドビュッシーの新録音。絶賛を博した「前奏曲集 第1巻」(2008年9月発売)に続く「第2巻」。
2009年~2010年、岩手県久慈市アンバーホールにて収録。
〈ライナーノーツ〉
濱田滋郎、小沼純一
これこそ「至芸」の名に値する芸術であろう。私たちの本当に大切にすべきものが、ここにある。
濱田滋郎(音楽評論家)[ライナーノーツより引用]
(ドビュッシーの)2つの《前奏曲集》は、しばしば、おなじ1冊の楽譜にあわせて収められているので、ひらいて、くらべてみるとすぐわかることがある。《第1巻》が二段譜を中心とするのに対し、《第2巻》は、すべてではないにしろ、三段譜になっているのだ。そのぶん、「外見」的にすっきりとしていて、作曲家がどのように音の配置を、ひびきの位置を想定していたかがよくわかる。
江戸さんの演奏を聴きながら、《第2巻》の三段譜が、ごく自然に脳裏にうかびあがっていた。いや、正確にいえば、楽譜そのものが、視覚的にうかびあがっていたのではない。ひとつひとつの音がそれぞれに空間的に配置されているのを、感じていた。
小沼純一(音楽評論家)[ライナーノーツより引用]
好評発売中
『C.ドビュッシー 前奏曲集 第1巻/江戸京子』(VZCC-84)
江戸京子 プロフィール
1937年東京生まれ。55年桐朋学園ピアノ科卒業後、フランス政府より後援学生として渡仏、パリ国立音楽院入学。60年同音楽院卒業後、渡米し、シカゴ交響楽団と共演、以後アメリカやヨーロッパ、日本の各地で演奏活動を行う。79年、「演奏家と聴衆の心が通いあう音楽会」を目指し、室内楽鑑賞会の「ムジカ・クラブ」を主宰。85年より毎年<東京の夏>音楽祭を企画、構成。同年、財団法人アリオン音楽財団を設立し、理事長に就任。<東京の夏>音楽祭のほか、作家や学者のレクチャーを組み合わせたコンサート、夜の外出が難しい人のための昼間のコンサートの企画、若手音楽家育成のための<アリオン賞>の制定と受賞者の長期的な支援、地方ホールの自主事業のサポート、海外の文化支援など多方面に渡って活動を続けている。各国の音楽コンクールにも数多く招かれており、86年のチャイコフスキー・ピアノ・コンクールをはじめ、91年ジョージ・エネスコ国際音楽コンクール(ルーマニア)、92年ロン=ティボー国際コンクール(フランス)、95年日本国際音楽コンクール、2001年ジュネーブ国際コンクール(スイス)等多くの国際コンクールの審査員を務める。
アリオン音楽財団理事長、<東京の夏>音楽祭芸術監督、文化庁「文化政策推進会議」委員、三井住友海上文化財団理事、朝日新聞文化財団評議員等多くの文化活動団体の役員を歴任。
1993年 京都音楽賞特別賞受賞。
1996年 ザ・フェニックスホール(大阪)の音楽監督となる。
1998年 フランス政府から「芸術文化勲章オフィシェ」を授与される。
1999年 「平成10年都民文化栄誉章」受章。
1999年 久慈市アンバーホールの館長(芸術監督)となる。
2006年 「第56回芸術選奨文部科学大臣賞」受賞。
2007年 国際交流基金の文化芸術交流事業諮問委員。