奄美しまうたの原点/中山音女〜幻の名盤復刻〜 (2枚組)
あまみしまうた・の・げんてん/なかやま・おとじょ〜まぼろし・の・めいばんふっこく〜
なかやま・おとじょ
VZCG-8474 〜 8475 (CD) 5,238円(本体 4,762円)
発売日: 2011年5月11日 / ジャンル: 島唄
クレジット
収録曲
Disc 1 | ||||
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1 |
あさばな節(02'49") あさばなぶし |
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2 |
長あさばな節(上)(02'50") ながあさばなぶし(じょう) |
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3 |
長あさばな節(下)(02'46") ながあさばなぶし(げ) |
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4 |
俊良主節(02'59") しゅんじょしゅぶし |
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5 |
黒だんど節(03'11") くるだんどぶし |
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6 |
諸鈍長浜節(02'39") しょどんながはまぶし |
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7 |
芦花部一番節(03'26") あしきぶいちばんぶし |
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8 |
伊津部立神節(03'18") いてぃぶたちがみぶし |
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9 |
くんにょり米女節(03'00") くんにょりよねじょぶし |
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10 |
曲りょ高峠節(03'39") まがりょたかてぃじぶし |
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11 |
まんこい節(02'58") まんこいぶし |
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12 |
うけくま饅女節(03'13") うけくままんじょぶし |
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13 |
かんてぃむぃ節(02'54") かんてぃむぃぶし |
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14 |
浦富節(03'21") うらとみぶし |
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Disc 2 | ||||
1 |
やちゃ坊節(02'36") やちゃぼうぶし |
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2 |
でんなご節(02'54") でんなごぶし |
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3 |
塩道長浜節(03'04") しゅみちながはまぶし |
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4 |
しゅんかね節(02'50") しゅんかねぶし |
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5 |
側屋戸湯湾節(03'09") すばやどゆわんぶし |
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6 |
仙本節(03'09") しんむとぶし |
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7 |
飯米取り節(03'23") はんめとぅりぶし |
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8 |
いきょより節(03'21") いきょよりぶし |
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9 |
嘉徳なべ加那節(03'25") かどくなべかなぶし |
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10 |
太陽ぬ落てぃまぐれ節(03'06") てぃだぬうてぃまぐれぶし |
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11 |
ちきゃげ節(02'33") ちきゃげぶし |
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12 |
うんない節(02'49") うんないぶし |
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13 |
天草踊り節(02'39") あまくさおどりぶし |
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14 |
薩摩踊り節(六調)(02'32") さつまおどりぶし(ろくちょう) |
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time:0.43 s・
作品紹介
平成23年度 第66回 文化庁芸術祭優秀賞受賞作品
シマびとの「生命のうたごえ」それがシマ唄の原質である。
三隅治雄(ライナーノーツより)
「アジア文化の交差点としての奄美が見える」と絶賛された伝説の唄者(うたしゃ)、中山音女の若き日のうたごえが今ここに甦る!
昭和初期に吹き込まれた全18枚の私家版SPレコード14枚、全27曲を復刻!
●幻のレコードの復刻!!
伝説の唄者(うたしゃ)として知られた中山音女。その若き日の歌声は、奄美出身のロシア文学者・昇 曙夢(のぼり・しょむ)氏が著書『大奄美史』(昭和24年刊行)の中で、大絶賛したことで一躍評判になりましたが、そのうたごえは、昭和初期に私家版としてわずかに製造された全18枚のSP盤に記録されたにすぎませんでした。『大奄美史』を愛読した研究者たちからも、また晩年の中山音女を知る人たちからも、その若き日の歌声は幻と言われ、大変惜しまれ続けていました。
ところが、こよなく郷土を愛したその昇氏の遺品・SP盤コレクションの中に、14枚もの再生可能なSP盤があることがわかり、今回のCD復刻が計画されました。残念ながら、これ以外のSP盤は見つからず、完全盤での発売は断念せざるをえませんでしたが、しまうたの古い形を伝える、大変貴重な音源がここに復刻されました! 関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
〈別冊解説書〉(本文68頁)
「シマ唄の神女 中山音女」/三隅治雄(芸能学会会長)
「伝説の名人 中山音女」/豊島澄雄(奄美しまうた研究家)
全歌詞・語意・解説/豊島澄雄
参考資料 宇検村の写真 等
デジタルアーカイブについて、制作ノートを掲載
協力(順不同・敬称略):平 信矢/平 てつえ/山田サカエ/石神京子/鹿児島県大島郡宇検村湯湾役場/鹿児島県大島郡宇検村湯湾教育委員会
[ジャケット写真]焼内湾の夕焼け(写真提供:宇検村湯湾役場)
※おことわり
このCDは、昭和初期に録音されたSP盤の復刻です。復刻にあたり、必要かつ最低限のノイズ除去を行っておりますが、全曲にリレコノイズがありますことを予めご了承ください。
中山音女(なかやま・おとじょ) プロフィール
明治24(1891)年~昭和45(1970)年。鹿児島県大島郡宇検村湯湾生まれ。幼いころから歌が上手で、大人たちを驚かせたと伝えられる。同郷で理髪業を営む中山安元と結婚。家庭人となってから、いよいよ"うたしゃ"としての名声が広がり、昭和初期(3年頃?)に、三味線の直伝次郎(すなお・でんじろう)と共に、山キ商店が委託製造したSP盤(トンボ印ニッポンレコード)にその歌声の記録を残している。以後、奄美本島以外に徳之島、喜界島、沖永良部島、与論島などにも出かけて活動。昭和30年代には往年の名人と称せられる演者と共に民謡大会などにも参加し好評を博した。昇 曙夢(のぼり・しょむ) プロフィール
明治11(1878)年~昭和33(1958)年。鹿児島県大島郡実久生まれ。明治・大正・昭和期のロシア文学者であると同時に、奄美諸島返還の尽力者。自らの出身地・奄美大島をこよなく愛し、その歴史と民俗誌を大きな世界観でとらえた『大奄美史』を昭和24(1949)年奄美社から刊行。昭和30(1955)年には、研究者としてまとめた『ロシヤ・ソヴェト文學史』で、第12回日本芸術院賞ならびに第7回読売文学賞を受賞している。