女流義太夫の魅力 (4枚組)
じょりゅうぎだゆう・の・みりょく
収録情報
昭和59年9月17、19、27、28日大阪アバスタジオ/東京テイチク杉並スタジオ
収録曲
Disc 1 | 女流義太夫の魅力[1] | ||||
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(53'06") 艶容女舞衣 酒屋の段あですがたおんなまいぎぬ さかや・の・だん | |||||
作:竹本三郎兵衛、豊竹応律、八民平七(1772初演) 浄瑠璃:竹本土佐廣 三味線:鶴澤寛八 高音:野澤錦輝 | |||||
1 |
〽こそは入相の〜(04'53") 〽こそはいりあいの〜 |
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2 |
〽それと聞くより半兵衛が〜(06'10") 〽それときくよりはんべえが〜 |
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3 |
〽オゝ何のマア、其方さえ〜(04'05") 〽おおなんのまあ、そちさえ〜 |
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4 |
〽宗岸涙の目をしばたたき〜(06'42") 〽そうがんなみだのめをしばたたき〜 |
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5 |
〽半兵衛歎きのその内に〜(03'17") 〽はんべえなげきのそのうちに〜 |
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6 |
〽半兵衛漸う顔を上げ〜(01'24") 〽はんべえようようかおをあげ〜 |
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7 |
〽跡には園が憂き思い〜(10'18") 〽あとにはそのがうきおもい〜 |
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8 |
〽かかる哀れも知らぬ子の〜(03'11") 〽かかるあわれもしらぬこの〜 |
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9 |
〽聞いて居るさの障子より〜(02'30") 〽きいているさのしょうじより〜 |
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10 |
〽鴛鴦の方羽のとぼとぼと〜(01'23") 〽おしのかたはのとぼとぼと〜 |
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11 |
〽此方はお園がなお涙〜(06'39") 〽こなたはおそのがなおなみだ〜 |
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12 |
〽いつ迄泣いても返らぬ繰言〜(02'26") 〽いつまでないてもかえらぬくりこと〜 |
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Disc 2 | 女流義太夫の魅力[2] | ||||
(25'30") 寿連理の松 湊町の段ことぶきれんり・の・まつ みなとまち・の・だん | |||||
作:不詳(1820初演) 浄瑠璃:竹本染登 三味線:鶴澤友路 | |||||
1 |
〽その昔は綸旨の紙の〜(01'57") 〽そのかみはりんしのかみの〜 |
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2 |
〽外は十日の戎市〜(04'13") 〽そとはとおかのえびすいち〜 |
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3 |
〽主人の難儀身に受けて〜(02'08") 〽しゅじんのなんぎみにうけて〜 |
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4 |
〽清十郎は眉に皺〜(01'46") 〽せいじゅうろうはまゆにしわ〜 |
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5 |
〽清十郎はそ知らぬ顔〜(04'32") 〽せいじゅうろうはそしらぬかお〜 |
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6 |
〽親方も納得し〜(02'35") 〽おやかたもなっとくし〜 |
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7 |
〽遠山おろしの雪嵐〜(08'11") 〽とおやまおろしのゆきあらし〜 |
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(28'42") 傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段けいせい・あわ・の・なると じゅんれいか・の・だん | |||||
作:近松半二、竹本三郎兵衛、八民平七(1768初演) お弓:竹本綾之助 おつる:竹本綾一 三味線:鶴澤重輝 | |||||
8 |
〽ふるさとをはるばる此処に〜(05'00") 〽ふるさとをはるばるここに〜 |
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9 |
〽と、聞いてびっくり〜(05'26") 〽と、きいてびっくり〜 |
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10 |
〽母は心も消え入る思い〜(03'04") 〽はははこころもきえいるおもい〜 |
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11 |
〽これ程親を慕う子を〜(04'21") 〽これほどおやをしたうこを〜 |
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12 |
〽コレ、何ぼ一人旅でも〜(05'30") 〽これ、なんぼひとりたびでも〜 |
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13 |
〽父母の、恵みも深き〜(05'19") 〽ちちははの、めぐみもふかき〜 |
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Disc 3 | 女流義太夫の魅力[3] | ||||
(61'19") 菅原伝授手習鑑 寺子屋の段すがわらでんじゅてならいかがみ てらこや・の・だん | |||||
作:初世 竹田出雲、並木千柳、三好松洛、竹田小出雲(1746初演) 源蔵:竹本土佐廣 千代:竹本春華 松王:竹本素八 戸浪:竹本駒龍 玄蕃:竹本土佐恵 三味線:鶴澤寛八 | |||||
1 |
〽引き連れ急ぎ行く〜(15'49") 〽ひきつれいそぎゆく〜 |
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2 |
〽かかる所へ春藤玄番〜(05'23") 〽かかるところへしゅんどうげんば〜 |
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3 |
〽表はそれとも白髪の親仁〜(02'22") 〽おもてはそれともはくはつのおやじ〜 |
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4 |
〽スハ身の上と源蔵も〜(03'26") 〽すはみのうえとげんぞうも〜 |
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5 |
〽傍に聞き居る女房は〜(01'45") 〽はたにききいるにょうぼうは〜 |
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6 |
〽何にもせよ隙取らすが〜(02'48") 〽なんにもせよひまどらすが〜 |
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7 |
〽「ハゝゝゝゝ何のこれしきに〜(03'24") 〽「はははははなんのこれしきに〜 |
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8 |
〽検使の玄番は検分の〜(01'41") 〽けんしのげんばはけんぶんの〜 |
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9 |
〽夫婦は門の戸ぴっしゃり〜(01'45") 〽ふうふはかどのとぴっしゃり〜 |
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10 |
〽小太郎が母いきせきと〜(02'38") 〽こたろうがははいきせきと〜 |
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11 |
〽小太郎が母、涙ながら〜(02'27") 〽こたろうがはは、なみだながら〜 |
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12 |
〽武部源蔵威儀を正し〜(08'41") 〽たけべげんぞういぎをただし〜 |
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13 |
〽コリャ女房、小太郎が死骸〜(03'18") 〽こりゃにょうぼう、こたろうがしがい〜 |
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14 |
〽御台若君諸共に〜(05'44") 〽みだいわかぎみもろどもに〜 |
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Disc 4 | 女流義太夫の魅力[4] | ||||
(28'04") 新版歌祭文 野崎村の段(前)しんぱんうたざいもん のざきむら・の・だん(まえ) | |||||
作:近松半二(1780初演) 浄瑠璃:竹本朝重 三味線:鶴澤重輝 ツレ弾:野澤錦輝 | |||||
1 |
〽引き立て入りにけり〜(04'35") 〽ひきたていりにけり〜 |
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2 |
〽供のおよしが声高に〜(03'22") 〽とものおよしがこえだかに〜 |
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3 |
〽心つかねば、ホンニマア〜(10'06") 〽こころつかねば、ほんにまあ〜 |
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4 |
〽その間遅しと駆け入るお染〜(05'56") 〽そのまおそしとかけいるおそめ〜 |
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5 |
〽曇りがちなる久松も〜(04'00") 〽くもりがちなるひさまつも〜 |
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(29'57") 新版歌祭文 野崎村の段(奥)しんぱんうたざいもん のざきむら・の・だん(おく) | |||||
作:近松半二(1780初演) 浄瑠璃:竹本駒之助 三味線:鶴澤重輝 ツレ弾:野澤錦輝 | |||||
6 |
〽始終後に立ち聞く親〜(07'06") 〽しじゅううしろにたちきくおや〜 |
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7 |
〽アノさっぱりと思い切って〜(07'20") 〽あのさっぱりとおもいきって〜 |
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8 |
〽見聞く辛さに忍びかね〜(01'37") 〽みきくつらさにしのびかね〜 |
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9 |
〽久作涙押し拭い〜(06'42") 〽きゅうさくなみだおしぬぐい〜 |
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10 |
〽哀れを他所に水馴棹〜(07'11") 〽あわれをよそにみなれざお〜 |
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time:0.42 s・
作品紹介
女性の手で受け継がれてきた義太夫のもう一つの魅力。
昭和を代表する女流義太夫の名手たちによる女流義太夫の魅力を余すところなく収録した貴重な音源がついに復活!
【監修・解説】景山正隆
【年譜・解説】竹本綾太夫
※この商品は昭和60年にテイチク株式会社よりLPレコードで発売されていた『女流義太夫いま』の復刻CDです。