静鈴恋慕/渡辺鈴士(尺八)・渡辺シズ(三弦・箏・十七弦・歌)
せいれいれんぼ/わたなべれいし・わたなべしず
SEIREI RENBO
わたなべ・れいし、わたなべ・しず
REISHI WATANABE(Shakuhachi), SHIZU WATANABE(Shamisen, Koto, 17-String Koto, Voice)
VZCG-780 (CD) 3,143円(本体 2,857円)
収録曲
1 |
尺八・十七弦のための二重奏曲 静鈴恋慕(19'30") せいれいれんぼ SEIREI RENBO |
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作曲:藤井凡大 尺八:渡辺鈴士 十七弦:渡辺シズ | |||
2 |
尾上の松(21'41") おのえのまつ ONOE NO MATSU |
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作詞者不詳 / 作曲者不詳 宮城道雄箏手付 歌・三弦:渡辺シズ 歌・箏:福西美智子 尺八:渡辺鈴士 | |||
3 |
初鶯(17'10") はつうぐいす HATSU UGUISU |
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作詞:大和田建樹 / 作曲:宮城道雄 歌・箏(替手):渡辺シズ 歌・箏(本手):田代勝子 尺八:渡辺鈴士 | |||
4 |
末の契(13'18") すえのちぎり SUE NO CHIGIRI |
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作詞:三井次郎右衛門高英 / 作曲:松浦検校 浦崎検校、八重崎検校箏手付 歌・三弦:渡辺シズ 箏:眞部眞知子 尺八:渡辺鈴士 |
time:0.4 s・
作品紹介
九州の邦楽界を代表する名手、渡辺鈴士、渡辺シズが、古典、現代、宮城曲の真価を問う渾身の演奏を収録。現代邦楽に大きな足跡を残す藤井凡大作曲「静鈴恋慕」、待望のCD化!
三隅治雄(巻頭言より抜粋)
●巻頭言 三隅治雄(芸能学会会長)
●曲目解説 久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)
●PRODUCER'S NOTE―現代における伝統の継承とその実践 藤本草(公益財団法人日本伝統文化振興財団)
渡辺鈴士 プロフィール
19歳より琴古流鈴慕会宗家、青木鈴慕(人間国宝)に入門、手ほどきから指導を受ける。
1974年 NHK邦楽技能者育成会第19期修了。
1978年 「渡辺鈴士尺八リサイタル」を機に福岡を拠点として尺八専門家になる。
1986年 委嘱作品、藤井凡大作曲「静鈴恋慕」鈴士(尺八)、シズ(十七弦)にて、福岡・東京はじめ、各地で初演。
1997年 韓国釜山市・東アジア音楽祭に招待出演、釜山国楽管弦楽団と共演。
1996年 CD「日本の枠・尺八50人の心と至芸の世界」に参加。
1998年 母、渡辺寿美子のCD「地歌選集I・II」に参加。
2011年 「九州邦楽・邦舞芸術祭」実行委員会に就任、「博多座」にて公演。
2012年 プロの男性能楽師・舞踏家・邦楽演奏家による舞台芸能集団、「∞座」同人となる。
現在 琴古流尺八鈴慕会大師範範虚空庵、九州鈴慕会代表。
日本三曲協会評議委員。NHK「邦楽のひととき」レギュラー。
「∞座」同人。九州電力邦楽部講師。
渡辺シズ プロフィール
4歳より、生田流箏・三弦を、宮城喜代子・宮城数江・小橋幹子・今野須美恵・上木康江・藤井由香の各師に師事。
1969年 東京芸術大学邦楽科卒業。
皇居内桃華楽堂に於いて御前演奏。
NHK邦楽オーディション合格。
宮城会コンクール入賞。
1972年 福岡に於いて、演奏・教授活動を始める。
1991・1996年 釜山市立国楽管弦楽団と協奏曲を協演。
1994年 ソウル定都600年記念「日韓文化交流シンポジウム」に、日本代表アーティストとして招かれる。紫陽花の会主催による「夢みごろ~渡辺シズ箏コンサート」が始まる。
アジア競技大会協賛「東アジア音楽祭」に、釜山市より招かれる。
2004年 筑紫舞の調べ方として「フランス公演」。「伊勢神宮奉納」を連続12年務める。
2011年 九州邦楽・邦舞芸術祭実行委員会を立ち上げ、『九州邦楽・邦舞芸術祭』を博多座にて公演。
現在 宮城社大師範。箏曲宮城会理事、評議委員、九州支部長。
森の会会員。NPO福岡邦楽文化芸術振興会理事。