今藤政太郎作品集(五) 能・狂言

いまふじ・まさたろう・さくひんしゅう(ご) のう・きょうげん

今藤政太郎

いまふじ・まさたろう

VZCG-698 (CD) 3,000円+税

発売日: 2009年3月4日 / ジャンル: 長唄創作邦楽


▼曲目一覧

作品紹介

昨年、第38回エクソンモービル音楽賞(邦楽部門)受賞と旭日小綬章受章が重なった長唄三味線の今藤政太郎。「人間愛」、「ことばの匠」、「四季」、「上方」に続く五枚目の作品集。今回のテーマは能・狂言です。

主な演奏者:〔唄〕東音宮田哲男、今藤政貴、今藤長一郎、〔三味線〕杵屋栄八郎、稀音家祐介、今藤長龍郎、今藤政十郎、〔笛〕中川善雄、〔囃子〕堅田喜三久、藤舎呂船、〔箏〕米川敏子、中川敏裕

『能楽囃子による組曲』は、昭和36年に作曲された『能楽囃子による幻想曲』を翌年に改題して発表された作品で、当時催されていた東京新聞邦楽コンクールで第一位文部大臣奨励賞を受賞しています。謡曲のメロディー、笛の手付けなどにもヒントを得て発想を拡げ、能楽の優美な面とダイナミックな面をそれぞれ醸し出しています。

『船渡聟(ふなわたしむこ)』は昭和40年に藤間勘右衛門(二世尾上松緑)によって「勘右衛門と藤の会」という研究会で新橋演舞場にて初演。その後、松竹の歌舞伎の本興行において四、五回上演された、狂言の「船渡聟」を下敷きにした狂言風の歌舞伎舞踊です。本来は、長唄と歌舞伎役者の台詞と演技で進行していくように構成されていますが、今回の録音では演奏家が台詞を担当しています。おおらかで楽しい作品です。

<ライナーノーツ>
発売にあたって・収録曲目について:今藤政太郎
曲目解説「能楽囃子による組曲」:徳丸吉彦
曲目解説「船渡聟のこと」:杉 昌郎(舞踊作家)
「船渡聟」の詞章を全文掲載

録音:2008年11月14日、12月17日 ビクター青山スタジオ

今藤政太郎(いまふじ まさたろう) 長唄三味線方

1935年  10月10日、四世藤舎呂船、藤舎せい子の長男として東京日本橋に生まれる。
1959年  東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業。十世芳村伊四郎、三世今藤長十郎、今藤綾子、山田抄太郎の各師に師事。
1962年  東京新聞邦楽コンクール作曲の部で「能楽囃子による組曲」を発表し、文部大臣奨励賞、同時にNHK杯第一位入賞。以後演奏、作曲両活動で受賞多数。
1963年  二世今藤政太郎を襲名。
1978年  アメリカ歌舞伎公演に、中村勘三郎、中村富十郎、中村勘九郎「連獅子」立三味線として立唄の東音宮田哲男と参加。
1982年  「長嶺ヤス子の道成寺」NY公演。
1993年  「長嶺ヤス子の卒塔婆小町」NY公演。
1998年  日仏文化交流歌舞伎公演に、中村富十郎、中村雀右衛門「二人椀久」のいずれも、立三味線で立唄の今藤長之と参加。1987年以降現在に至るまで計15回、国立劇場主催の邦楽鑑賞会に立三味線として出演。
1981年~1989年  桐朋女子短大講師。
1994年~2002年  国立音楽大学講師。
1970年~現在  国立劇場養成課講師として開講以来在任。
1997年~現在  NHK邦楽技能者育成会講師として在任。
2005年  芸術選奨文部科学大臣賞、日本文化藝術財団日本伝統文化奨励賞を受賞。
2008年  旭日小綬章を受章。第38回エクソンモービル音楽賞を受賞。

現在、現代邦楽作曲家連盟副委員長、長唄協会学校教育邦楽振興委員会委員、長唄「温知会」同人、「創邦21」同人(理事長)。

今藤政太郎 Official Website
http://www.masataro.jp/

収録情報

2008年11月14日、12月17日 ビクター青山スタジオ

収録曲

1

能楽囃子による組曲

のうがくはやし・に・よる・くみきょく

作曲:今藤政太郎

今藤政太郎 三味線稀音家祐介今藤長龍郎今藤政十郎今藤珠美 中川善雄 小鼓藤舎呂船 大鼓堅田新十郎 太鼓堅田喜三久 米川敏子中川敏裕 コーラス今藤政貴今藤政子今藤長一郎今藤美知央今藤政之祐江頭麻理子杵屋巳之助中川綾 ※…トーンチャイム

2

船渡聟

ふなわたしむこ

作詞:杉昌郎 / 作曲:今藤政太郎

浄瑠璃清元志寿太夫清元志佐太夫 三味線清元栄治 上調子清元国次郎 鳴物望月長左久堅田喜三久望月左吉 福原百之助

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