中島勝祐作品集(一)/創作上方浄るり

なかじま・かつすけ・さくひんしゅう(いち)/そうさく・かみがたじょうるり

中島勝祐

なかじま・かつすけ

VZCG-569 (CD) 3,300円(本体 3,000円)

発売日: 2005年12月16日 / ジャンル: 創作邦楽浄瑠璃長唄


▼曲目一覧

作品紹介

長唄三味線方の第一人者中島勝祐が描く、奥深い古典の魅力にあふれる創作邦楽の世界…。

待望のCD第1弾には、長唄三味線による弾き語りという独自のスタイルによる新しい浄瑠璃「創作上方浄るり」作品を収録。

中島勝祐(なかじま かつすけ)プロフィール

長唄三味線方。本名中島雄司。1940年(昭和15)大阪府生まれ。
1948年(昭和23) 花柳幾久英師に師事。
1950年(昭和25) 常磐津吾妻太夫師、文字太夫師、文蔵師に師事。
1958年(昭和33年) 青山学院大学商学部入学。同年、岡安寿晃師に師事。(昭和35年名取 岡安喜久祐となる)
1961年(昭和36) 東京芸術大学音楽学部邦楽科に入学。山田抄太郎師に師事。卒業後、昭和41年に長唄東音会同人となる。
1968年(昭和43) 第一回東音創作会にて「松・竹・梅」を発表。
以来、長唄協会、舞踊協会、舞踊家等からの委嘱作品は、2005年(平成17)の新作「綾衣(赤川次郎原作)」まで100曲を超える。
1969年(昭和44) クラウンレコードから自作「松・竹・梅」を発売。
1978年(昭和53) 「長唄音祐会」を主宰。長唄演奏家としての舞台、TVでの活動の傍ら東京、大阪で門弟の指導に当たる(大阪朝日カルチャーセンター長唄三味線講師就任)。クラウンレコードから自作「水の怨」、「むかし小六節」を含む長唄東音会のアルバムを発売。
1989年(平成1) 松尾芸能財団松尾塾講師。
1996年(平成8) 永年途絶えていた「東音創作会」を復活し、若手の育成・指導にあたる。
2002年(平成14) 長唄の立三味線として優れた成果と、邦楽鑑賞会・東音会と自身のリサイタルにおける卓抜した演奏と新たな和事の世界の展開に対し、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。同年、松尾芸能賞邦楽優秀賞も受賞。
2003年(平成15) 長唄の伝承・振興の大きな成果に対し、第23回伝統文化ポーラ賞優秀賞を受賞。
2006年(平成18) CD『創作上方じょうるり』第一集発売(日本伝統文化振興財団)。
2007年(平成19) 第四回創新賞受賞。CD『創作上方じょうるり』第二集発売(日本伝統文化振興財団)。
2008年(平成20) 横浜能楽堂主催「狂言から生れた人形浄るり」に出演。
2009年(平成21) 芸暦50周年記念演奏会(第32回 音祐会)を国立小劇場にて開催。国立劇場主催「笑のかたち『あたま山』」にて立三味線として演奏。12月24日死去。享年69歳。
長唄東音会理事・男子部部長、岡安会理事を歴任した。

クレジット

弾き語り中島勝祐 三味線塚原勝利 中川善雄 囃子藤舎呂雪

収録曲

1

冥途の飛脚

(24'13")

めいど・の・ひきゃく

近松門左衛門より / 作曲:中島勝祐

2

城山狸

(15'14")

しろやまたぬき

作詞:久保田敏子 / 作曲:中島勝祐

3

枕物狂

(22'45")

まくらものぐるい

作詞:山崎有一郎 / 作曲:中島勝祐

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