〈COLEZO!〉コレゾ!BEST!琵琶

〈これぞ!〉びわ

VZCG-540 (CD) 1,905円+税

発売日: 2005年4月21日 / ジャンル: 琵琶


▼曲目一覧

作品紹介

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…。琵琶は中国大陸からの伝承楽器ですが、日本では語りものの伴奏楽器として古来人々の心を揺さぶってきました。

日本の音楽史の中で、琵琶が大流行した時期が二回あります。一回は中世、そうして、もう一回は近・現代です。現在、日本の琵琶は大きく見て雅楽琵琶、平家琵琶、盲僧琵琶、近代琵琶の四種類です。その内、近代琵琶は、現行のもので、薩摩琵琶、筑前琵琶、錦琵琶、鶴田琵琶の四種があります。このCDでは、近・現代の琵琶の名曲の中から、筑前琵琶二曲(1、3)と鶴田琵琶三曲(2、4、5)を御紹介いたします。解説書内に詞章掲載。

解説:薦田治子(武蔵野音楽大学)

演奏者プロフィール

山元旭錦(1906-1977)は鹿児島出身。1919年に琵琶を始め、1922年に教授活動を開始。橘旭宗のもとで戦前戦後を通じて活躍し、多くの弟子を育てた。山元錦城の名で詩吟でも活躍した。勲五等に叙せられ、宝冠章を授与された。

鶴田錦史(1911-1995)は北海道生まれ。薩摩琵琶錦心流に入門、やがて水藤錦穣から錦琵琶も習得して活躍する。戦後の活動再開後は、錦琵琶をベースにしながらも、錦琵琶とは袂をわかって独自の活動を繰り広げ、邦楽界のみならず映画音楽や現代音楽の世界でも、高い評価を得て、鶴田琵琶の一派を開いた。

上原まりは、筑前琵琶旭会の名手柴田旭堂(二世)の娘に生まれ、宝塚歌劇団でトップスターとして活躍したあと、筑前琵琶の演奏に打ち込む。『平家物語』の作曲・演奏に、ライフワークとして取り組んでいる。平成15年度文化庁長官表彰ほか受賞多数。

坂田美子は半田淳子に師事。鶴田錦史の孫弟子の中で、もっとも早くから活動している演奏家の一人。確かな技術と自然で美しい声を持ち、鶴田流の創造的な美質をよく受け継いでいる。

田中之雄は鶴田門下の重鎮。1979年には、日本琵琶楽コンクールで一位となるなど早くから才能を現した。錦史亡きあとは、武満徹『ノヴェンバー・ステップス』の独奏琵琶奏者としても高い評価を得て、内外で活躍している。

収録曲

1

茨木

(19'58")

いばらき

大坪草二郎作詞橘旭宗作曲

筑前琵琶山元旭錦

2

壇の浦

(19'33")

だんのうら

水木洋子作詞鶴田錦史作曲

薩摩琵琶(錦心流)鶴田錦史

3

祇園精舎

(05'53")

ぎおんじょうじゃ

平家物語より上原まり作曲

演奏上原まり

4

吉野山

(11'35")

よしのやま

村山志野作詞坂田美子作曲

演奏坂田美子

5

笛と琵琶の為の「行」

(14'09")

ふえ・と・びわ・の・ための「ぎょう」

伴谷晃二作曲

演奏田中之雄 鯉沼廣之

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