ビクター邦楽名曲選 3 観世流謡曲名曲集(祝言小謡集)
びくたー・ほうがくめいきょくせん・3 かんぜりゅうようきょく・めいきょくしゅう(しゅうげんこうたいしゅう)
かんぜ・ひさお
クレジット
独謡:観世寿夫
収録曲
1 |
高砂(四海波静かにて)たかさご(しかいなみ・しずか・にて) 〈元旦・婚礼〉 |
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2 |
高砂(高砂の尾上の鐘の)たかさご(たかさご・の・おのえ・の・かね・の) 〈婚礼・寿賀〉 |
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3 |
高砂(高砂やこの浦舟に)たかさご(たかさご・や・この・うらぶね・に) 〈婚礼〉 |
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4 |
高砂(千秋楽は民を撫で)たかさご(せんしゅうらく・は・みん・を・なで) 〈婚礼・附祝言〉 |
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5 |
難波(難波の梅の)なにわ(なんば・の・うめ・の) 〈成人の日(女子)〉 |
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6 |
難波(この音楽に引かれつゝ)なにわ(この・おんがく・に・ひかれつつ) 〈歓迎・附祝言〉 |
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7 |
老松(さす枝の)おいまつ(さすえだ・の) 〈婚礼・寿賀〉 |
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8 |
養老(君は舟)ようろう(きみ・は・ふね) 〈泰平〉 |
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9 |
玉井(長き命を汲みて知る)たまのい(ながきいのち・を・くみてしる) 〈金婚・銀婚〉 |
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10 |
賀茂(汲むや心も)かも(くむ・や・こころ・も) 〈神事〉 |
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11 |
皇帝(ことぶきなれや)こうてい(ことぶきなれや) 〈婚礼・銀婚・銀婚〉 |
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12 |
女郎花(鳩の嶺越)おみなえし 〈神事〉 |
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13 |
猩々(よも尽きじ)しょうじょう(よもつきじ) 〈酒宴〉 |
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14 |
井筒(筒井筒)いづつ 〈婚礼〉 |
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15 |
邯鄲(廻れや盃の)かんたん(まわれや・さかずき・の) 〈酒宴〉 |
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16 |
嵐山(三吉野の)あらしやま(みよしのの) 〈神事〉 |
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17 |
嵐山(悪魔降伏の)あらしやま(あくまこうふくの) 〈雑〉 |
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18 |
春栄(なお悦びの)しゅんえい(なお・よろこび・の) 〈婚礼・寿賀〉 |
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19 |
岩船(宝の御船を)いわふね(たから・の・みふね・を) 〈豊年・秋分の日〉 |
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20 |
三笑(歳も老松も)さんしょう(とし・も・おいまつ・も) 〈長寿〉 |
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21 |
国栖(その如くこの君も)くず 〈歓迎〉 |
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22 |
国栖(三吉野なれや)くず 〈神事・文化の日〉 |
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23 |
国栖(国土を改め)くず 〈憲法記念日〉 |
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24 |
鶴亀(庭の砂は)つるかめ(にわ・の・すな・は) 〈新築〉 |
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25 |
鶴亀(月宮殿の)つるかめ(げっきゅうでん・の) 〈豊年・泰平〉 |
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26 |
羽衣(東遊びの数々に)はごろも 〈雑〉 |
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27 |
草子洗小町(霞立てば)そしあらいこまち(つゆ・たてば) 〈婚礼・寿賀・泰平〉 |
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28 |
八島(智者は惑わず)やしま(ちじゃ・は・まどわず) 〈雑〉 |
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29 |
八島(今日の修羅)やしま(きょう・の・しゅら) 〈雑〉 |
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time:0.59 s・
作品紹介
祝いの席や宴席で、目出たい小謡を謡って親しみや祝意を表現することは、ずっと古くから行われていた。ことに結婚式には、今日でも必ずといってよいほど「高砂」が謡われている。地方によっては、謡う小謡に順を定めるなどの習慣もあるが、一般には、それがお目出たい詞章でその席に適したものであるなら、何を謡ってもよいとされている。現行曲二百数十番のうちから、どの曲のどこからでも、極く短い、目出たい詞章のものを謡えばよいようなものだが、古くから好んで謡われる場所がきまっていて、それらを一般に祝言小謡と呼んでいる。(丸岡 明 解説より)
解説:丸岡 明
解説書に詞章掲載