収録曲
1 |
みほとけは(02'59") みほとけは |
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仲野良一作詩 / 信時潔作曲 テノール:木下保 ピアノ:倉橋好子 | |||
「小品」
「しょうひん」 | |||
北原白秋作詩 / 信時潔作曲 テノール:木下保 ピアノ:水谷達夫 | |||
2 |
つなで(01'15") つなで |
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3 |
幻滅(01'48") げんめつ |
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4 |
をみな子よ(01'00") をみなごよ |
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5 |
茉莉花(08'13") まつりか |
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蒲原有明作詩 / 信時潔作曲 テノール:木下保 ピアノ:大島正泰 | |||
6 |
短歌連曲(06'51") たんかれんきょく |
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與謝野寛作歌 / 信時潔作曲 テノール:木下保 ピアノ:大島正泰 | |||
7 |
寺(07'20") てら |
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清水重道作詩 / 信時潔作曲 テノール:木下保 ピアノ:大島正泰 | |||
8 |
独楽吟(05'38") どくらくぎん |
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橘曙覧作歌 / 信時潔作曲 テノール:木下保 ピアノ:大島正泰 | |||
「わがうた」
「わがうた」きたやま・ふゆいちろう・ししゅう「しゅくこんか」より 北山冬一郎詩集 「祝婚歌」より | |||
北山冬一郎作詩 / 團伊玖磨作曲 テノール:木下保 ピアノ:三浦洋一 | |||
9 |
Ⅰ.序のうた(01'47") 1・じょ・の・うた |
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10 |
Ⅱ.孤独とは(01'43") 2・こどく・とは |
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11 |
Ⅲ.ひぐらし(02'18") 3・ひぐらし |
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12 |
Ⅳ.追悼歌(03'45") 4・ついとうか |
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13 |
Ⅴ.紫陽花(02'08") 5・あじさい |
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「三つの小唄」
「みっつ・の・こうた」きたはら・はくしゅう・ししゅう「ゆき・と・はなび」より 北原白秋詩集 「雪と花火」より | |||
北原白秋作詩 / 團伊玖磨作曲 テノール:木下保 ピアノ:三浦洋一 | |||
14 |
Ⅰ.春の鳥(03'03") 6・はる・の・とり |
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15 |
Ⅱ.石竹(01'49") 7・せきちく |
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16 |
Ⅲ.彼岸花(03'29") 8・ひがんばな |
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17 |
萩原朔太郎詩集「青猫」より 笛の音のする里へ行こうよ(02'07") はぎわら・さくたろう・ししゅう「あおねこ」より ふえ・の・おと・の・する・さと・へ・いこうよ |
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萩原朔太郎作詩 / 團伊玖磨作曲 テノール:木下保 ピアノ:三浦洋一 | |||
18 |
北原白秋詩集「白秋小唄」より 片足(01'31") きたはら・はくしゅう・ししゅう「はくしゅうこうた」より・かたあし |
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北原白秋作詩 / 團伊玖磨作曲 テノール:木下保 ピアノ:三浦洋一 |
time:0.31 s・
作品紹介
1920年代から1980年代に至る「昭和」という時代を歩んだテノール歌手 木下保の歌曲集です。
1903年に生まれた木下保は、1927年の新交響楽団(現NHK交響楽団)による「ベートーヴェン没後百周年記念演奏会」の交響曲第9番のソリストとしてデビューし、欧米留学帰国後は、東京音楽学校などで教育活動を行ないました。1935年からは継続して独唱会を開催し、欧州で得た多くのドイツリートの紹介に取り組みました。また欧州で日本の歌を紹介する機会を得、日本歌曲への課題を痛感し、戦後は信時潔、山田耕筰、平井康三郎といった日本歌曲の研究に注力しました。オペラ出演も果たし、團伊玖磨の作品《夕鶴》与ひょう役は、生涯で125回演じ、また合唱指揮者としては、戦後の全日本合唱連盟発足の序章ともなった1946年の関東合唱連盟の設立で、初代理事長に選任されています。
本作品は、木下保が生涯をかけて取り組んだ「日本歌曲」を収録するアルバムで、信時潔、團伊玖磨の作品を歌う歌曲集です。木下が信頼をよせていた作曲家、信時潔の作品を全8曲、そして《夕鶴》公演で各地を一緒に回り行動を共にした、團伊玖磨の作品を全9曲歌っています。信時作品は、京都の大谷楽苑選定の讃仰歌(さんごうか)である「みほとけは」にはじまり、1944年にニッチクレコードから発売されたSP盤音源「つなで」「幻滅」「をみな子よ」、1961年に放送されたNHK第2「朝のリサイタル」より、「茉莉花」「短歌連曲」「寺」「独楽吟」を収録しています。そして、1960年に発売された東芝レコード音源、團伊玖磨作曲「わがうた」「三つの小唄」「笛の音のする里へ行こうよ」「片足」を収録致しました。