小山清茂 吹奏楽のための「太神楽」
こやま・きよしげ すいそうがく・のための「だいかぐら」
クレジット
収録曲
1 |
吹奏楽のための「太神楽」(1970)(05'15") すいそうがく・の・ための「だいかぐら」 |
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作曲:小山清茂 | |||
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吹奏楽のための「もぐら追い」(1970)(02'23") すいそうがく・の・ための「もぐらおい」 |
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作曲:小山清茂 | |||
3 |
吹奏楽のための「おてもやん」(1970)(02'09") すいそうがく・の・ための「おてもやん」 |
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作曲:小山清茂 | |||
4 |
吹奏楽のための「越後獅子」(1970)(05'35") すいそうがく・の・ための「えちごじし」 |
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作曲:小山清茂 | |||
(10'10") 吹奏楽のための「木挽歌」(1957/rev.1970)
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作曲:小山清茂 | |||
5 |
(A)「主題」(02'17") (A)「しゅだい」 |
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6 |
(B)「盆踊り」(02'21") (B)「ぼんおどり」 |
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7 |
(C)「朝のうた」(01'41") (C)「あさ・の・うた」 |
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8 |
(D)「終曲」(03'49") (D)「しゅうきょく」 |
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9 |
イングリッシュ・ホルンと吹奏楽のための音楽(1969)より「田植唄」(03'34") いんぐりっしゅ・ほるん・と・すいそうがく・の・ための・おんがく(1969)より「たうえうた」 |
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作曲:小山清茂 |
time:0.47 s・
作品紹介
小山清茂(1914‐2009)の吹奏楽作品集、名盤の初CD化。日本の伝統芸能を取り込んだ素朴な美しさに溢れた作品を、山田一雄指揮/N響団員を中心としたアンサンブルによる名演で。
小山清茂は吹奏楽の発展のために尽力し、その数多くの吹奏楽作品は今でも演奏され続けています。本盤はその代表作をおさめたもので、昭和46年度日本吹奏楽指導者協会の第一回「吹奏楽レコード賞」を受賞しています。LP発売時には音楽之友社からスコアが同時出版されました。
幼い頃から民俗芸能の響きに囲まれて育った小山清茂(1914年、長野県生れ)は、日本の伝統的な響きを最も濃厚に受け止めた作曲家のひとりです。1945年(昭和20年)第14回日本音楽コンクール作曲部門で管弦楽曲「信濃囃子」が第1位。その後「作曲集団たにしの会」を結成し、日本の伝統音楽・民俗音楽への関心を反映させた創作活動を一貫して行ないました。西洋楽器のための作品だけでなく、和楽器のためにも数多くの作品を残し、友渕のりえを始めとする優れた邦楽演奏家たちが繰り返し取り上げています。
著書は『日本の響きをつくる 小山清茂の仕事』(音楽之友社)。主要作品に、管弦楽のための「木挽歌(こびきうた)」(1957)、管弦楽のための「鄙歌(ひなうた)」第1~4番(1976‐89)など。
オリジナルLP盤:1971年(昭和46年)東芝EMI株式会社(TA-9301)。今回の復刻はオリジナル・マスターテープからの24bit デジタル・リマスタリングで、臨場感あるサウンドを甦らせています。和太鼓の写真によるオリジナル・ジャケットデザイン使用。
「どの作品も実に興味深い秀作で、指揮者の表現も実に見事なもの。N響のアンサンブルもプロにふさわしく洗練され、仕上げも優れている。『太神楽』や『木挽歌』が情熱的な好演だが、それ以上にリラックスした楽しい『おてもやん』や『越後獅子』のきめ細かい優雅な情緒など、胸の熱くなる名演。海外に輸出しても喜ばれる最高の吹奏楽盤。」(1971年『バンドジャーナル』誌 新譜紹介欄より)
解説:小山清茂(曲目解説・譜例つき)、福田滋、小山清茂年譜
作曲家・小山清茂(こやま きよしげ)プロフィール